不倫体験談ブログ

【サレ妻の復讐】マッチングアプリで出会って結婚した相手に不倫された【男を見抜く力が足りなかった】

【サレ妻の復讐】マッチングアプリで出会って結婚した相手に不倫された【男を見抜く力が足りなかった】

この記事を書いた人

春香

現在の年齢:28歳
当時の年齢:25歳

出会い

夫との出会いは、マッチングアプリでした。

アウトドア好きとまでは言いませんが、比較的出かけることが好きな私に対し、夫と出会う前に付き合っていた恋人は、暇さえあればオンラインゲームをしたがる完全なインドア派。

休日は外に出かけたい私と、家で過ごしたい恋人は徐々にすれ違い、ケンカが絶えなくなって別れました。

20代の内に結婚して子供がほしいと思っていた私は、次は失敗しない、と意気込んでマッチングアプリに登録。

そこで見つけたのが夫でした。

夫のプロフィールには、営業職で都内のいろいろな場所に行くため、飲食店だったり気になる場所を見つけては、休みの日にそこに行くのが趣味、と書かれていました。

何度かメッセージのやり取りをして、実際に会ってみると、彼も以前付き合っていた恋人が、いかに写真映えするかということばかり気にして、彼の行きたいところには一緒に行ってくれず、徐々にすれ違っていき、別れたということでした。

状況が似ていた私たちはすぐに意気投合。

その日が初めての食事会だったにも関わらず、

「あの遊園地に行ってみたいと思っているけど、行く機会がなくて…」

という話をしたら、

「じゃあ明日どう?」

と提案され、翌日その遊園地に行くことになりました。

さすがに急すぎて驚きましたが、着いてすぐにジェットコースターに乗ろうと言われ、気づいたら大学生のように叫び合っていました。

そんなお互いの顔を見て笑っていました。

以前の恋人と過ごしていたときは、こんなに笑ったことなんてなかったなぁと、ふと気づきました。

結婚するならこの人かもしれない、運命ってこういうことなのかも、と人生で初めて思いました。

その日の帰り道、よかったら付き合いたい、と彼に言われ、私はもちろん

「はい!」

と返事しました。

順調に交際を重ねていき、1年後、お互いが24歳になった年に私たちは入籍しました。

異変

結婚して新居には移り住みましたが、仕事は辞めなかったため、生活はこれといって変わりませんでした。

自分としては、結婚したら今の会社は退職してパートになって、子育てに集中したいと思っていました。

ですが、周りの友人たちに止められ、結婚前からの職場で仕事を続けていました。

何があるかわからない時代だし、仕事が嫌でなければ続けたほうが良いと勧められたからでした。

そのときは、友人たちの

「旦那さんが入院したりしたら困るでしょ」

と言った言葉を鵜呑みにしていました。

実際、仕事を続けていてよかったと思うこともありました。

夫の職場は残業が多く、子供ができるまで、一日の大半を一人で過ごすことになっていたのかと思うと、ゾッとしました。

友人たちはここまで想像して言ったわけではもちろんないと思いますが、結婚当初は友人たちに心の中でとても感謝しました。

このときはまだ、友人たちが仕事を続けた方が良いと勧めた、本当の理由を知らなかったのです。

その日は、長い付き合いの友人と居酒屋に来ていました。

結婚して半年、私は、いわゆる夜の営みの回数が、結婚前に比べ明らかに減ったことを相談したかったのです。

その日飲んでいたミナという友人は、コミュニケーション能力が高く、一緒に話すと楽しいのですが、噂好きで話好き、絶対に言わないでねと言われた他人の秘密も黙っていられない、というのが欠点な子でした。

ミナは、深刻な様子になることもなく、明日の天気を話すように言いました。

「いや、だってあんたの旦那、あきらかに遊んでそうなやつじゃん」

私は一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。

「夏子に、結婚する前に旦那と会わせたでしょ。そのときにやめときなって言われたのに、結婚するって聞かなかったんでしょ?」

夏子は私の小学校時代からの親友で、結婚する前に夏子にだけは紹介したいと思い、会わせたのでした。

たしかにあのとき夏子は、マッチングアプリなんて信用できるのか、もっとちゃんと考えた方が良いと説得してきました。

ですが、夫との相性の良さに、この人と結婚するしかないと思い込んでいた私は、夏子の言うことを聞き流しました。

ミナいわく、夏子も、披露宴に列席していた他の友人たちも、夫の様子を見て、こいつは不倫しそうだなと思い、離婚となったときのことを考え、結婚したあとも仕事を続けた方が良いと勧めたということでした。

「まさか。だって、結婚して一年も経ってないんだよ?別の女とどっかで寝てるってこと?」

ありえないと思いましたが、最近の夫の様子を見ると、信じきれない自分もいました。

結婚する前までは、まさに恋は盲目というやつで、考えもしなかったのですが、結婚して一緒に暮らしだすと、おかしいと思うことがないわけではありませんでした。

女の子が好きな最新スポットやスイーツの話をしても、夫はすでにそれを知っており、私より詳しいということが珍しくありませんでした。

話をわかってくれて嬉しいと思いつつも、なんで知っているんだろう?という疑問がいつも胸の中にありました。

こういうときに、嘘をついたりごまかしたりしないミナのことを信頼していたこともあり、夫の言動をしばらく注意深く見てみることにしました。

一枚の写真

別の友人から、メッセージが届いたのはそんな頃でした。

LINEに、一枚の写真が送られてきました。

夫が、私でない女とビジネスホテルに入っていく写真でした。

LINEには、ビジネスホテルだし勘違いかもしれないけど、と添えられていましたが、ただの同僚であったとしたら、手を繋いで入っていく、なんてことはないでしょう。

話を聞けば、実はこれが一回目ではなく、このホテルの近くで働いていた友人は、見覚えのある男がホテルに入っていくのを見てしまい、ミナたちに相談。

2回目に目撃した際に、写真を撮って私以外の友人たちでつくったグループLINEに投下し、みんなでどうするか話し合ってくれたということでした。

ミナと話して、少しは覚悟ができたつもりでしたが、既読をつけたまま、しばらく返信できませんでした。

何度も友人が大丈夫かとメッセージを送ってくれたことで、ようやく決心し、あと一時間ほどで帰ってくる予定の夫と、話し合うことにしました。

夫の土下座

「ねえ、これ」

スマホに写真を表示させて見せると、夫は目に見えて焦りだしました。

「あ、これは、その…」

夫は、謝罪の言葉を口にしたあと、相手は上司に連れて行かれたキャバクラで働く女の子で、いわゆる体だけの関係なのだと言いました。

「なんで?私との回数はあきらかに減ったのに、この子とはするの?」

夫は言いづらそうに、結婚してからというもの、私が子供ができたらあれがしたい、これがしたいという話をやたらとするので、するのが義務のように思ってしまい、乗り気になれなかったのだというのです。

「嫌いになったとか、そういうんじゃないんだ、本当にごめん」

当たり前ですが、もう二度としないと言って夫が土下座したので、子供のことに関してプレッシャーをかけすぎた自覚があった私は、何よりもまだ夫が好きだったこともあり、キャバ嬢ならまあ、向こうは仕事だし、と思い、許してしまったのです。

それからしばらく、夫はこれまでにないくらい優しく接してくれました。

もう一度信じてみてもいいかな、と思った私は、友人たちの予想通りの結果に、絶望することになります。

位置情報

話し合いの結果を友人たちに伝えると、正気か?と、散々怒られました。

そんな簡単に土下座するやつがまともな神経をしているわけがない、と言われ、ぐうの音も出ませんでしたが、2回目があったらさすがに離婚すると言うと、友人たちはなんとか納得してくれました。

せめてスマホを使って位置情報くらいは把握しておいた方が良いと言われ、夫が寝ている隙に指紋認証を使い、位置情報の共有を密かに設定しました。

恋人の携帯を見ることに抵抗があったので、あまりやりたくはありませんでしたが、グループLINE上で何度も設定できたか確認されたため、相談に乗ってもらっている手前、拒否できませんでした。

そこから一ヶ月は何事もなく過ぎ去りました。

そろそろ設定を解除しても良いかもしれないと思った矢先でした。

今日は残業で遅くなりそう、と連絡が来たのに、夫のスマホの位置情報は飲食店を示しています。

地図を拡大すると、店名が表示されたので、すぐに検索しました。

小洒落たイタリアンレストランでした。

すぐにミナに連絡を入れると、一緒にその店に行ってくれることになりました。

信じたくないと思いましたが、夫は女の子と一緒でした。

食事を終えると、夫はその女の子の手を引き、駅の裏手にあるラブホ街に入っていきました。

ミナが気を利かせてくれ、私は駅で待っていました。

お酒は飲まなかったのに、私はその場に立っていられず、柱の前で座り込みました。

ミナは、今後必要になるだろうからと、ラブホに入るまで尾行し、写真を撮って来てくれました。

このまま朝まで飲もうかと言ってくれ、感謝しかありませんでしたが、写真だけ送ってもらい、帰宅しました。

夫が帰ってきたらどうしよう、問い詰めれば良いのか、でもまた許してしまうかもしれない、と感情がぐちゃぐちゃになりながら考えていたのに、帰宅した夫は、驚くほど普通でした。

嘘の残業エピソードを話し、疑われないためか夕飯も食べ、風呂に向かいました。

あんなに好きだったのに、急に冷静になりました。

このまま離婚して慰謝料の請求だけにしてたまるか、写真をつきつけるタイミングは今ではない、と思いました。

その結果、思いついたのが、夫の行動記録をつけることでした。

夫の不倫の記録

友人たちに話すと、そんなことをしても傷つくのは私だからやめた方が良いと止めてくれましたが、私の決意が固いことを知ると、協力してくれることになりました。

そして私は、夫が残業と言ったのに、位置情報は飲食店を示す日、地図上で店名が表示されるお店であれば、夫が来店した日の翌日にその店に友人たちと行くようにしました。

どのお店かわかる写真を撮り、SNSに投稿し続けました。

そうして一ヶ月程繰り返したところで、テレビを見ていた夫に、スマホを見せました。

夫はそのSNSをやっておらず、私が載せている写真の存在を知りません。

私の投稿した写真がバズって、と嘘をついて渡すと、夫は最初は「へー」と言っていましたが、次第に、必死に写真をスクロールしていきました。

見覚えのある店ばかりだったので、すぐに気づいたようでした。

「友達との間で、ここまでされて気づかないってバカすぎるでしょって、バズったの」

そう言うと、夫は諦めたのか、一緒にいた女の子は会社の後輩で、飲みながら仕事の相談に乗っているうちに、酔った流れでそういう関係になってしまったのだと話しました。

「別にもう、誰と浮気してたかなんてどうでもいいけど」

夫は、冷静な私に、離婚するつもりであることを察したのか、離婚はしたくないと何度も言ってきました。

私のことがまだ好きなんだ、これで最後にするから、と繰り返す夫が、どんどん汚い物に見えてきました。

あんなに子供が欲しかったのに、子供ができていなくてよかったと思うくらい、このときの私は冷静でした。

「私が友達にしか公開範囲設定してなくてよかったね」

そう言うと、夫は何を勘違いしたのか、ありがとうと言ってきました。

「まあ、一緒にいた友達が面白がってSNSに上げて、友達の方では本当にバズってるけど」

「は?」

ミナは、自分のアカウントで友人の旦那の浮気の記録、とキャプションをつけて投稿してくれ、元々フォロワーが多かったことと、キャプションが面白いと評判になり、本当にバズっていました。

ちなみにこの投稿は身バレ防止のため、現在はすでに削除しています。

コメント欄は半信半疑の物も多かったですが、多くの女性が共感してくれ、私の心の支えにもなりました。

この夫バカすぎ、奥さんがんばって、私も浮気されたらこの手を使おうと思います、など。

これがなかったら、心が折れていたかもしれません。

「嘘だろ」

「私が言いたかったことをフォロワーさんたちが言ってくれるから、ほんと気持ちよかった」

夫は何も言えない様子でした。

折りたたんでカバンに入れていた離婚届を差し出し、その場で夫に書かせました。

震える手で離婚届を記入する夫に、かわいそうだと思うことは一切ありませんでした。

運命だと思ったのに、別れるときはこんなものか、と思いました。

その後

あれから3年経ち、私は28歳になりました。

新しい恋に踏み出すにはまだ勇気が必要だったので、今は友人たちと遊んで、独身生活を楽しんでいます。

元夫は、私からだけでなく、不倫相手からも痛い目に合わされていました。

後輩の女の子は、私から慰謝料請求されると思い込み、元夫のことを見捨てたようです。

お金はあるけど性格が悪くて結婚できない上司をうまく使い、先輩に誘われて逆らえなかったと相談していたようです。

上司の反感を買った元夫は、地方の支店に飛ばされたそうです。

まあ、元夫から聞いた話なので、どこまで真実かはわかりませんが。

夫とは離婚を機に全く連絡を取ることをやめる、ということはなく、なんだかんだ好きだったので、男友達の感覚で連絡を取り合っています。

最初は顔も見たくないどころか、メッセージが届くたびにブロックしようとしましたが、そこまではしなくても良いかと悩んでいる内に、タイミングを失ってしまいました。

たまに夫がいる地方に旅行がてら遊びに行くようになり、慰謝料代わりに高級寿司をおごらせています。

もちろん、友人たちにも散々迷惑をかけたし、ヨリを戻すつもりは全くありません。

ただ、旅行に行くと、私が何をしたら喜んでくれるか健気に考えてくれる元夫が、バカでかわいく思えてしまい、新しい恋をするまではこのままでいいかな、と思っています。

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