不倫体験談ブログ

既婚者合コンで出会った人とセックスをしてしまい、冷めた

既婚者合コンで出会った人とセックスをしてしまい、冷めた

この記事を書いた人

かなこ

現在の年齢:25歳
当時の年齢:22歳

出会い

遡ること3年前、当時22歳だった私は、大学4年生でした。

この頃は、就職活動真っ盛りの時期であり、大学時代遊びまくってた私にとっては、ストレスの溜まる日々でもありました。

そんな中、高校時代の同級生である裕美子は、無事就職活動が終わり、私に対してよく遊ぼうと連絡がきていたのです。

遊んでなきゃやってられないスタンスだった私は、裕美子の誘いによくのっていました。

次の日が休みの時は夜遅くまで飲んだり、カラオケに行ったりして遊び、ストレスを発散していたのです。

そんな裕美子が当時ハマっていたのが、既婚者合コンでした。

何度か話は聞いていたもののあまり興味がなかったため、既婚者合コンに誘われても断り続けていました。

しかし、ある日裕美子から思いもよらぬ誘いを受けたのです。

「私の友達が、既婚者合コンに来てた男性の会社に内定が決まったんだって、あんたも来てみなよ!」

この頃、1社も内定を受けることが出来ていなかった私は、藁にもすがるような思いで、既婚者合コンへの誘いをOKしました。

そこで出会ったのが、後々浮気相手になってまった既婚者のじんさんだったのです。

既婚者合コン

その日の既婚者合コンは、下北沢の駅近くにあるバルで行われました。

裕美子に連れられ会場に着くと、男性が10人、女性が8人、私と裕美子をいれて10対10と、合コンという響きにしては多めの人数でした。

裕美子は何度も参加しているので慣れっこなのか、すぐにお気に入りの男性の隣に行ってしました。

私はどうしたらいいかわからず、オロオロしてしまいました。

その時に声をかけてくれたのは、眼鏡をかけたヒョロっとした男性でした。

こんなパッとしない男性でも結婚してて、既婚者合コンにくるんだ…と、心の中で思いながら席に座りました。

「裕美子ちゃんと同じ大学生なんだよね?」

「はい、大学4年生です。」

「大学4年生ってことは、就職活動大変でしょ?」

「とても大変です、私はまだどこからも内定もらえてなくて、皆さんはどのように就職活動を乗り越えたんですか?」

「んー、僕は大学卒業後すぐに司法試験に合格して弁護士になって、独立したからそこまで苦労はしてないかな。」

弁護士であり経営者でもあるのか、それは既婚者合コンにも来るはずだと心の中で思ってしまいました。

たわいもない話で盛りがってると、席替えタイムがやってきました。

席替えタイムで隣にやってきたのが、じんさんでした。

じんさんは40歳半ばくらいの男性で、税理士事務所の経営者でした。

目がくりっとしてて高身長、これまでの人生でモテてきたことを物語っているような風貌でした。

自分より一回り歳上の男性と関わることが、今まであまりなかったため、とても新鮮な感じがしました。

「就職活動なかなか決まらなくて、裕美子ちゃんに誘われてきたんでしょ?」

じんさんは私が既婚者合コンに来た理由を全部知っていました。

私は少し気まずい表情を浮かべながら、人生の先輩に悩みを相談してみました。

就職活動では書類審査は通るものの、面接で落とされることが多かったため、それを含めて全て悩みを打ち明けました。

じんさんは真剣な表情で、時には笑顔を見せてくれながら、私の相談を真剣に聞いてくれました。

友達以外にこんなに真剣な話をしたのは初めてでした。

親身になって私の相談を聞いてくれるじんさんに対して、私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。

30分ほどじんさんと話した後、再び席替えタイムが訪れました。

じんさんに深々とお礼を言い、そのあとも3人ほどの男性とお話をしました。

しかし、じんさんほど私の悩みを真剣に聞いてくれる方はいませんでした。

「ここで、合コンは終了です、2次会に行きたい人は各自会場に向かってください。」

幹事の人がそう合図し、既婚者合コンは無事に終了しました。

じんさんに会えて、相談にのってもらえただけで、今日は来てよかったと思い、ぼちぼち帰ろうとしていました。

「2次会も一緒に行こうよ。」

帰ろうとしていると、再びじんさんがそう話しかけてくれました。

どうしようかと裕美子のほうを見ると、顔を赤くし、完全にデキあがっていました。

裕美子に相談はしませんでしたが、次の日も休みだったのでいいかと思い、2次会のカラオケに参加することにしました。

既婚者合コンの2次会

2次会のカラオケに移動する道中も、私が1人にならないように、じんさんがずっと話しかけてくれました。

カラオケ屋さんに着いても隣に座ってくれて、楽しい話をたくさんしてくれました。

裕美子を含め、周りの人たちもとても盛り上がっていました。

じんさんが一曲だけ歌っていた、平井堅のPOP STARがやけに頭の中に残りました。

後半、皆はいわゆる飲みソングを歌い、私も気持ちいい気分になりました。

もう少し楽しみたいところで、終電の時間が近づいていたので、先に帰宅させてもらうことになりました。

先に帰らせていただきますと言うと、じんさんが「そしたら俺も先に帰る」と言ってくれました。

駅まで送ってくれる道中でも、いろいろな話をしました。

「もう少しいなくても良かったのですか?」

「あまり遅くなると奥さんに怒られちゃうからさ。」

そんな会話に、心臓が少しキュッとなりました。

駅に着くと、連絡先交換しようと言ってくれ、奥さんは大丈夫なのかな…と思いながらも、連絡先を交換しました。

そのあと、じんさんはタクシーで帰っていきました。

そんなこんなで、既婚者合コンも悪くないなと思いながら、最初で最後の既婚者合コンは終わりました。

はじめてのデート

既婚者合コン後、たわいもない用事で、じんさんから連絡が届くようになりました。

じんさんのLINEのアイコンは、まだ産まれたばかりの息子さん。

一回り以上も歳上だし、既婚者だし、絶対に恋愛に発展することはないと、心の中では思っていました。

しかし、既婚者合コンでの印象も良く、LINEでの会話も楽しかったので、なんとなく連絡は続けていました。

既婚者合コンから数日経ったある日、じんさんからデートのお誘いがありました。

「焼肉デートに行きませんか?」

焼肉デートというワードが新鮮で、1回くらいならいっかという軽い気持ちで、デートをOKしました。

デートに誘われた1週間後の夜、新宿で待ち合わせをし、そこからタクシーで焼肉屋さんへ向かいました。

「なんで焼肉デートなんですか?」

「既婚者合コンの時、お肉たくさん食べてたから好きなのかなと思って。」

そんな小さなところまで見ててくれたなんてと、大人の余裕に感激し、静かな個室の焼肉屋さんに到着しました。

「好きなお肉たくさん食べていいよ。」

子供のような笑みを浮かべるじんさんがとても可愛く思えました。

ちびちびと濃いめのお酒を飲みながら、焼肉を焼き、たくさんのお話をしました。

じんさんと奥さんは、お見合いで結婚。

じんさんの歳は42歳で、奥さんは5歳年下の37歳。

奥さんはなかなか妊娠できず、不妊治療の後、現在の息子さんを出産した話をしてくれました。

じんさんはもともと彼女がいても、他の女の人と出かけたりすることに抵抗がないようでした。

なので、今回私を誘ってくれたのも深い意味はないだろうと思いながら、焼肉デートは終わりました。

一夜限りの関係

焼肉屋さんを後のにタクシーに乗り込みました。

「この後、どうする?」

というじんさんの問いかけに、帰るつもりでいた私はポカンとしてしまいました。

「私、てっきりもう帰るつもりでいました…。」

「せっかくのデートなのにもう帰るなんて寂しいじゃん、どっか行きたいところないの?」

私は咄嗟に、「そしたらカラオケに行きたいです」と答えました。

「よし、オッケー。そしたらカラオケに行こうか。」

じんさんの言葉を合図に、タクシーは池袋の方向へ走って行きました。

気づくとタクシーは、池袋のホテル街に到着。

タクシーを降りると、じんさんは手慣れた様子でラブホテルに私を連れて行きました。

高級な焼肉屋さんへ連れて行ってくれたし、一晩限りだったら奥さんにはバレないよね。

じんさんを振り切ることができず、そこから帰るに帰れず、流されるようにラブホテルに入室しました。

入室し、ソファーに腰掛けホッと一息ついたあと、私は真剣な顔でじんさんに問いかけました。

「こんなことして、奥さんにバレないんですか?」

「奥さん鈍いからバレないよ。大丈夫。心配しないで。」

既婚者にこのようなことを聞くのは愚問だなと思いました。

でも…

じんさんは奥さんのことをなんだか下に見ているような気がして、いたたまれない気持ちになりました。

今まで私の相談に親身にのってくれ、さっきの焼肉デートでの話も楽しかったのに…。

結局はこうゆうことがしたかっただけなんだろうなと思うと、なんだかやるせなかったです。

そんなことを考えていた私の唇にじんさんはキスをし、キスもどんどんと深くなっていきました。

ベットに連れられ、じんさんはゴムを付けずに、何度も何度も私の身体を求めてきました。

じんさんは42歳と思えないほど性欲が強いようで、気付けば3回戦に突入していました。

でも、徐々に私のじんさんへの気持ちは冷めてしまっていたため、身体が反応せず、3回戦の途中で行為は終わってしまいました。

今晩泊まっていこうよと言うじんさんに対して、明日早いのでと嘘をつき、帰らせてもらうことにしました。

帰りのタクシーでもずっと手を握られ、次はどこに行こうかという話をされました。

私はその言葉をただただ聞き流しました。

無事に家に到着し、もう会うことはないと思いながら、じんさんにお礼をし、夜は終わりました。

その後〜現在

その後もじんさんからたわいもない用事だったり、デートのお誘いだったり、何度か連絡がくることがありました。

元を辿れば既婚者合コンで出会い、裕美子の紹介で出会ったという気持ちがずっとありました。

裕美子の手前、連絡を完全に無視することもできず、なんとなく連絡を返し続けていました。

じんさんとデートに行った1ヶ月後、久しぶりに裕美子から連絡がありました。

「既婚者合コンにいたじんさんって覚えてる?」

私は、じんさんとデートに行ったことを裕美子に報告していませんでした。

なので、じんさんから何か私のことを聞いたのかなと思いながら、裕美子に返信を返しました。

「覚えてるよ。じんさん何かあったの?」

そう答えると、裕美子から衝撃的な内容の返信が届きました。

その内容は、じんさんが既婚者合コンで出会った女の子と、継続的に浮気していたという内容でした。

しかも、浮気が奥さんにバレて離婚騒動、相手の子は大学生にも関わらず慰謝料を請求されているとのことでした。

血の気が引くとはこのことかと思うくらいに、私は顔が青ざめてしまいました。

続けて裕美子から次のような連絡もきました。

「こないだ参加してくれた既婚者合コンのとき、じんさんと仲良かったみたいだけど、さすがに何もないよね?」

私は、この間のじんさんとの一夜限りの関係は墓場まで持っていくことにしようと決めました。

「連絡先は交換したけど、何もないよ。」

「そっかぁ。よかった。何かあったら慰謝料請求されちゃうところだったね。」

そんなやりとりをし、この日は裕美子との連絡をとるのを終わりにしました。

じんさんは奥さんのことを鈍いと言っていたけど、全然そんなことはありませんでした。

やはり女は強いんだなと、そのときあらためて感じました。

また、せっかく結婚して子作りも夫婦で頑張っていたのに、その場の欲で簡単に夫婦の関係は壊れてしまうものだと学びました。

何かもわかったような顔をしてたじんさんも、案外バカなんだなと、少し軽蔑した気持ちになりました。

その出来事があってからは、パッタリとじんさんからの連絡はなくなりました。

きっと揉めに揉めて、それどころではないのでしょう。

あの後も裕美子から何度か既婚者合コンの誘いはありましたが、もうコリゴリだと思っていた私は、その後参加することはありませんでした。

ちなみに、このこともあの既婚者合コンから数年経ってから聞いた話ですが…。

実は、じんさんの一件以外にも、既婚者合コンではさまざまなトラブルが起こっていたようです。

そのため、既婚者合コン自体なくなったと裕美子から聞きました。

女の子にとっては気前の良い男の人がご飯を奢ってくれる場所であり、男の人にとっては、女の子と楽しく会話ができて、あわよくばを狙っている場所であります。

需要と供給があったとしても、節度を持って行わないといけないことだなと、改めて思いました。

そして、家族を傷つけてまでやっていいものでもないと思いました。

私が結婚する相手は、どうかそんなことしない相手でありますように、そう祈るばかりです。

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