この記事を書いた人

現在の年齢:38歳
当時の年齢:35歳
主人との出会い
24歳の頃、男女グループ数人と遊んでいて、その時に旦那がいました。
見た目は小太りで、明るくて面白くて、何を言っても怒らなそう。
会話が楽しくて、一緒にいて楽しい。
めっちゃ肩の力をぬいて話ができる。
会ったその日に、電話番号を交換しました。
元彼
元彼は、建築関係の社長息子。
デートの時は、いつもVIPカーで迎えに来てくれました。
食事はいつも、高級なレストラン。
私は、服装も身だしなみも持ち物も、気を使うようになりました。
会話の内容も、言葉遣いなども、すごく考えてしまって、デートが終わるとクタクタでした。
デートを重ねるたびに、結婚の圧が強くなってきました。
だんだんデートが苦痛になってきて、彼が好きなのかわからなくなってきました。
彼と結婚したら、将来社長になる、彼を支えないといけない。
彼のことを本当に好きなのか、彼に私の人生をささげて良いのか。
考えたら考えるほどしんどくなり、クリスマス前に別れをつげました。
元彼とのギャップ
元彼に気を使って良い女を演じてただけあって、主人と出会ってからはとても楽でした。
二人で遊んだ時、おしゃれしなくても笑ってくれる。
少々髪がみだれてても、化粧が崩れちゃっても、気にしなくても良い。
ボロボロのラーメン屋で、ラーメンを食べながら自然体でいられる。
安くて美味しいパン屋さんに連れて行ってくれる。
もうその時は主人といるのが楽で、本当に楽しかったです。
遊ぶ回数も増えていき、メールや電話も毎日するようになりました。
そして、自然と付き合うようになりました。
結婚するために
200万貯めたら結婚をすると決めて、通帳をつくり、その通帳に貯金をしていきました。
母に許可をもらい、彼のアパートで同棲生活もはじめました。
家賃、水道光熱費は、主人がもってくれて、私は食費をだすことにしました。
結婚貯金は彼が6万、私が3万。
彼のボーナスは、全て結婚貯金。
26歳になる歳に、入籍、結婚できました。
子作り
私はすぐにでも子供が欲しかったのですが、主人は自然に任せようとすれ違い。
女としては、若く産んだ方が体力があるし、子供からしても若いママのほうが良いと思うし…。
二人は欲しいから、早く産まなきゃ…という焦りもありました。
結婚して一回目の喧嘩は、子作りのことでした。
主人は私の意見を聞いてくれて、子作りに協力してくれましたが、毎月毎月生理がきました。
次第に主人も、だんだん子作りが作業のようだと言い出しました。
全く盛り上がらず、気持ち良くもない。
私は不妊治療をすることにしました。
不妊治療開始
産婦人科に行き、夫婦で検査をしました。
検査の結果、主人の精子の数が少ないことが判明。
「自然妊娠は難しいでしょう。」と言われました。
結果、体外受精をすることになりました。
体外受精とは、通常は体内で行われる受精を、体の外で行うことです。
体外に女性の卵子をとりだし、パートナーの精子を一緒に受精させる。
できた受精卵を、体内に戻す。
そして、着床を促す。
私のお給料の全てが、毎月毎月、体外受精で無くなるようになりました。
体力のお薬や、ホルモン注射など、私の体はまるで薬漬けのようでした。
ホルモンの関係で、産婦人科に来店する日は決められてしまうので、仕事の休みを変わってもらったり、途中で抜けさせてもらったり、会社にも迷惑をかけてしまうようになりました。
理解してくれる社員もいれば、理解できない社員もいて、私は会社のストレスも感じるようになり、主人ともだんだんと喧嘩が増えていきました。
一回目の体外受精は、妊娠できず、ダメでした。
ダメでも不妊治療代はお支払いしないといけません。
大量の薬を飲んで、ホルモン注射も打って、職場でも迷惑をかけ、結果、妊娠できず。
ショックが大きくて、主人に愚痴る日々が続きました。
2回目の体外受精
また振り出しに戻りました。
ピルを飲んで、子宮を休ませて、2回目の体外受精開始。
また大量の薬漬け。
再度職場にお願いして、産婦人科に来店する日に人員を調整してもらったり、途中で抜けさせてもらったりしました。
そのかいもあって、なんとか無事に妊娠することができました。
嬉しくて、久々に主人と笑顔になれました。
ちょっと気が早いですが、赤ちゃんの靴下まで購入してしまいました。
出産のための子育て雑誌を購入して、毎日読んで楽しんでました。
そして妊娠9週目、妊婦健診へ行きました。
すると、胎児の心肺が停止してると言われました。
このときはものすごく落ち込んで、歩く力もなかったことを覚えてます。
翌週、胎児を取り出してもらい、病院代を払い…
しばらく立ち直れなかったです。
3回目体外受精
またふりだしに戻り、ピルを飲んで、不妊治療。
仕方ないことですが、なんで私は普通に妊娠できる体なのに、主人の精子が少ないせいで、私が身体を張って治療しないといけないのか。
主人はただ精子をだすだけ。
私は毎日薬漬け。
ホルモン注射を打って、仕事にも気を使う。
なんで私だけなの…と、だんだん怒りが込みあがってきました。
主人との仲も悪くなっていきました。
3回目の体外受精も、不発に終わりました。
4回目体外受精
もう金銭面も体力面も精神面もボロボロ。
次もし駄目だったら、数ヶ月身体を休めるつもりで挑みました。
すると…4回目の体外受精は、無事成功しました。
母子手帳をもらいましたが、安定期に入るまでは気を抜けませんでした。
精神的にからなのか、出血が続きました。
入院
そしてついに入院することになってしまいました。
2週間ほど入院し、出血が止まって退院することができました。
妊婦生活
妊娠したことを会社に報告すると、上司に呼ばれました。
妊娠活動中も、産婦人科へ行くため急に仕事を休んだり、妊娠してからも、出血し仕事を休んでしまったので、上司からも、今月で仕事を退職したほうが良いのではないか、と言われてしまいました。
私はギリギリまで働きたかったのですが、これ以上迷惑をかけれないと思い、妊娠4ヶ月で退職しました。
自宅での日々
ずっと仕事をしてきたので、家で何をしたらいいのかわからず。
動いたら出血しちゃうかな。
でも運動した方が良いかな?
赤ちゃん元気かな?
心臓とまってないかな?
ずっと心配で、携帯で検索ばかりしてました。
それからはすくすくと胎児は大きくなってくれて、私の体重もどんどん増えていき、ガリガリ体型から20キロも増えてました。
予定日より1週間早く、陣痛がきて無事に出産できました。
出産してから
2620キロの、目がくりくりな女の子が産まれて、可愛くて、愛おしくて、私はこの子のために生きると誓いました。
産まれてから毎日写真を撮りまくりで、動画も毎日撮ってました。
主人も娘にメロメロで、また夫婦仲も戻ったかなと思ってました。
子育て
実家で一ヶ月ほど暮らし、そのあと自宅に戻りました。
主人と娘と私の三人での生活が始まりました。
主人は24時間勤務がメインの仕事のため、一日いない日もあります。
なので、娘と二人で一日過ごす日が月の半分を占めます。
可愛くて愛おしいけど、ずっと娘につきっきりで、自分自身の自由な時間はない。
夜中も何度も起きないといけないし、昼寝もできない。
初めての子育てなので、何をやるのも一生懸命すぎて、自分のことはできず、唯一の息抜きは、甘いものの早食い。
なので、私の見た目は気が付かないうちに、どんどん太っていきました。
子育てに一生懸命すぎて、自分の手入れも怠り、髪の毛も適当だし、お化粧もしない日々。
服装も、母乳をあげやすいマタニティ用のセールで買った服。
ネックレスや、ピアス、指輪もはずし、私の見た目は、自分でもわかるくらいヒドかったです。
それでも、子供のためだし仕方ないと思っていました。
主人との関係
主人は、娘の夜泣きで寝れないから、別の部屋で寝たいと言い出しました。
主人も仕事があるし大変だろうから、夫婦別々で寝るようになりました。
その頃から、お互い会話もなくなってきました。
二人目欲しい
出産してから、1年半が過ぎました。
そろそろ二人目が欲しいと思い、主人にお願いしました。
主人も二人目を作ることに賛成してくれて、産婦人科へ行きました。
二人目不妊治療開始
娘を妊娠するときに、複数採卵して凍結してる卵子があるので、それを体内に戻すことになりました。
まずは胎盤を調えるために、ピルを飲みました。
そしてホルモン治療を開始しました。
娘を連れて車で産婦人科へ通うのも、とても大変でした。
産婦人科が自宅から1時間かかるので、娘も機嫌が悪くなると泣き出します。
運転しながら、娘の鳴き声。
運転に集中できず、停車してあやしたり、ものすごく辛かったです。
凍結してた卵子を解凍して、体内へ戻しました。
卵子がちゃんと育ってるか、毎日不安でした。
結果、妊娠はできてなかったです。
病院代のお支払いだけして、またふりだしです。
二人目不妊治療2回目
子供を連れて、ホルモン治療をする毎日。
毎日ホルモン注射を打ちに、1時間かけて通い続けました。
帰ってきたらクタクタで、家事もきちんとできなくなりました。
主人は仕事から帰ってきたら、ため息をつくようになりました。
家が散らかってるからなんだろうな。
私はため息の意味がすぐわかりました。
けど、子育てに不妊治療にクタクタで、掃除を毎日する元気もなくなってました。
毎日頑張って通い続けましたが、今回も妊娠できてませんでした。
諦め
毎日薬漬けで、ホルモン治療してからは太りやすい体質になってしまいました。
ネットで副作用のことも調べたら、ガンリスクが高くなるとも書いてありました。
娘のために長生きしたいし、治療を辞めようと決意しました。
1人っ子でも、3人で楽しく暮らしていこうね…と。
タイミング療法
不妊治療を辞めて半年がたちました。
不妊治療は辞めたけど、自然妊娠は難しいと言われたけど…
でもやっぱり二人目が諦められない。
排卵検査薬を購入し、排卵日を測り、主人に頭を下げました。
数%でも可能性があるのならと願い、タイミング療法をしました。
でも、生理はやってきました。
それでも諦められませんでした。
タイミング療法2回目
翌月、また排卵日に主人に頭を下げました。
お互い愛があるわけでもなく、ただの子作りのための作業。
それでもいい。
二人目が欲しい。
それだけでした。
すると…
そろそろ生理がきても良いはずなのにこない。
検査薬の反応がでるまでドキドキでした。
生理予定日から一週間が過ぎたので、検査してみることにしました。
結果は陽性でした。
その日、主人は24時間勤務中でしたが、嬉しすぎてすぐ電話しました。
主人も喜んでくれました。
自然妊娠は難しいと言われてたけど、奇跡が起きました。
妊娠することができました。
なんで妊娠できたのか
主人の精子が少ないと言われてたのに、何故妊娠できたのか。
主人の体質が変わったのか?
私も不妊治療のストレスがなくなったからなのかな?
今まで大金払って、身体はって治療してたのに。
治療しなくても妊娠できることがわかりました。
ひどいつわり
妊娠初期はつわりがひどく、吐く日々が続きました。
お米の匂いがダメ。
スーパーの鮮魚コーナーの前、惣菜売場の前もダメ。
匂いに敏感になり、常に気持ち悪い。
何を食べても、まずく感じる。
唯一食べれたのは、グレープフルーツ。
何も、食べたくないけど、生野菜は少し食べれました。
栄養がとれないから、心配になり、点滴をお願いしました。
しかし、
「元々が体重あるから、点滴する必要ないよ」
と、はっきり断られました。
そうですよね…。
体重ありますよね…。
少し恥ずかしかったです。
おかげさまで5キロ痩せました。
2人目出産
つわりは、妊娠5か月ほどでおさまりました。
そして、無事に出産できました。
2人目も目がクリクリで、きれいな丸い頭の可愛らしい女の子が産まれました。
二児の母
2人目が産まれて、ますます自分の時間がなくなりました。
けれども、毎日があっという間で、次女は大人しくて育てやすかったです。
長女の時に経験してることもあって、次女は落ち着いて子育てできました。
次女が1歳4ヶ月の頃、前に経験したことがある気持ち悪さが襲ってきました。
食べ物を見ただけで吐き気。
お米の匂いもだめになり、もしかして?
妊娠検査薬を買いに行き、検査をしてみると、なんと陽性。
主人とは、数年ぶりに一度だけ夜の営みがありました。
そのときの子としか考えられませんでした。
なんで?
あんなに苦労した不妊治療はなんだったの…。
自然妊娠は難しいと言われてたのに。
3人目は考えてなかったけど、まさかの1回でできるとは。
神様のサプライズと思い、産むことを決意しました。
主人に電話
主人は仕事中なのですが、報告しなくちゃと思い電話しました。
「もしもし?」
いつもどおりのトーンと低いテンション。
「数年前と、同じ気持ち悪さがある。」
と伝えると、
「何が?えっ?どしたん?」
まったく何もわかってない様子。
「食べ物の匂いダメ。お米の炊いた匂いで気持ち悪い。」
と伝えました。
「何?つわりみたいじゃん。」
「そうそう、つわりなんよ。」
「えーーーー!何で?」
ものすごく驚いてました。
それはそうですよね。
数年ぶりに1回しただけなのに。
まさか妊娠するとは驚きました。
3人目妊娠
性別は妊娠6ヶ月ほどでわかり、男の子と言われました。
正直、私は女の子の子育てになれてたから女の子がよかったのですが、主人は嬉しかったようでした。
そうして無事に3人目出産しました。
3児の母
3人の子育てで、毎日忙しくて1日があっという間。
家事に育児に夜泣きで寝れず、ただ独り言が増える。
自分の手入れもできず、肌荒れもひどい。
髪の毛もたくさん抜けるようになりました。
すると、主人が突然ダイエットすると言い出しました。
なんで急に?と、思いましたが、主人は肥満体型なので、健康のためにはいいだろうと思い、賛成しました。
私はダイエットする暇なんてなく、子どもたちに食べさせたあとで急いで早食い。
ストレス発散は甘いものを、子どもたちから隠れて食べる。
それが私の息抜きでした。
長女小学校入学
長女が小学校に入学したタイミングで、私もパートをはじめました。
仕事が終わって、保育所へ迎えに行き、小学校の放課後クラブへ迎えに行く日々。
帰ったら家事に育児に、勉強を見たりで、毎日クタクタ。
主人は平日休みの日は、勤務明けでも寝ずに遊びに行ってました。
夜は、主人はダイエットのため、ジョギングに行っていました。
主人は子供の頃から剣道をしてたので、剣道も始めだしました。
私は、夜も子供にふりまわされてる中、主人は充実した日々を過ごしてました。
私は、どんどん見た目が醜くなる中、主人はどんどん痩せていきました。
主人ダイエット成功
主人は86キロから63キロまで痩せることができました。
服も2回ほど買い替えました。
別人のようになり、羨ましかったです。
主人の異変
痩せたからなのか、メガネも買い替え、髪型もかえました。
携帯も新しくしたいと言い、機種変更もしました。
平日の休みも遊びに行ってるようだし、夜はジョギングに剣道。
会話もないけど、子供のことで忙しいから仕方ないと思ってました。
子供の言葉のきっかけ
主人が仕事でいないときは、2階の寝室で子供を寝かせて、1階へ降りて、家事や掃除をしていました。
主人が休みの時は、寝かしつけをお願いして、私は家事や掃除をします。
ある日、長女が寝かしつけの時の主人の行動を、さりげなく教えてくれました。
「ママ~。パパね、いつも寝る時に携帯してるんだよ。」
「えっ!パパ寝かしつけをしてないの?何してるの?」
「パパいつも、ラインでハートマークたくさん使ってるんよ。私は寝たふりしてる。」
「え?相手は誰かわかる?」
「藤本ってかいてあった。」
藤本という名字に、私は心当たりがありませんでした。
なぜLINEでハートマークなんだ…?
今まで主人のカバンを調べたことなんてなかったのですが、私はゴソゴソとあさりました。
すると、財布の中から見たことがないカードがでてきました。
何のカードが全くわからず、ゆっくり調べたかったので、カードを私の財布に移動させました。
カードの情報を検索しても出てこない。
職場の年上のスタッフに、何のカードか見てもらいました。
そしたら年上のスタッフが、
「これ、ラブホのカードだよ。」
私は頭が真っ白になりました。
「旦那さん不倫してるかもよ。」
私は、主人と結婚してからはラブホに行ったことがありません。
そしてそのカードはまだ新しい感じでした。
だんだん怒りが増してきました。
不倫相手は、長女が言ってた藤本さんだとすぐわかりました。
主人の言い訳
主人が休みの日の夜中に、カードを出して問い詰めました。
主人の言い訳は、あきれたものでした。
「このカード?ラブホのだったんだね。落ちてたから拾った。警察に届けに行こうと思ってたけど忘れてた。」
と、言ってきました。
そんなわけない。
夜中にハートマークでラインしてること、藤本さんは誰なのか問い詰めました。
「そんなラインしてない。するわけがない。子供の勘違い。」
と言ってきました。
ラインを見せてもらいましたが、藤本の名前はありませんでした。
証拠
証拠がないから何も言えない悔しさ。
でも、不倫されてる可能性はあきらかに高い。
夜は剣道に行ったり、ジョギングにいってるけど、本当は不倫相手のところ?
とか思ったり、尾行したいけど子供がいるからできない。
ストレスがどんどんたまっていきました。
すると長女がまた、私に教えてくれました。
「昨日の夜ね。布団にかくれて寝てるふりして、パパのライン見たよ。」
私は、ナイスと心の中で叫びました。
「何てやり取りしてた?」
「やっぱり藤本だった。下の名前はわからない。好きだよ。ハートマークって書いてたり、ラブラブな感じだったよ。」
娘は、パパがひどいことをしてるのはわかってるようでした。
でも、ここで注意したら、怒られると思って黙ってるようでした。
私は、娘は嘘を言ってない。
娘は本当のことを言っている。
主人が嘘をついてると確信しました。
携帯をこっそり覗くしか方法がないと思いました。
でも、主人は常に携帯を持ち歩きます。
なかなか見るタイミングがなく、数日が過ぎました。
寝るときも持ったまま寝てたり、顔の頬の横に置いてたり。
私は主人がお風呂に入ってる時、携帯を探しました。
ズボンのポケットから携帯を発見しました。
ロックのパターンは覚えてたので、ロックをときました。
藤本さんのラインを発見しました。
「楽しかったね。離れたくなかったよ。」
これ以外の過去のラインのトークは消えてました。
主人がこまめに消してるんだとわかりました。
私が仕事している合間に、主人は藤本さんと遊んでいたことがわかりました。
主人がお風呂から出てきました。
私は勇気をだして、ラインの内容を見せました。
「この女と、遊んでたんだね。」
と、問い詰めると
「あっ藤本?これは男よ。男。会社の後輩。」
私は、わかりやすい嘘をついてる主人にキレました。
「今日、後輩とご飯行ったんよ。女じゃないわ。」
主人は藤本は後輩で男だと言い張ります。
過去のラインは消されてたので、ハートマークがついてる内容はありませんでした。
でも、私は主人の言い訳が納得いかず、問い詰めました。
「信用できないから、藤本くんに電話して下さい。」
とお願いしました。
主人は、藤本は今から仕事だから電話無理。
と、言ってきました。
私の怒りは、ピークに達しました。
「もう私が電話します。」
「それか、これからあなたの職場に行って聞いてきます。」
そしたら、主人がやっと認めてきました。
「すまなかった。ただのメル友です。」
私は涙がとまらなくなりました。
「会っただけで、何もしてない。相談を聞いてただけ。」
メル友に二度と会わないと連絡すると言い出しました。
私の目の前で、藤本さんにメッセージを打ちはじめました。
「子供と嫁さんを大切したいので、もう二度とラインできません。」
「送信後、ブロックさせていただきます。」
と打って、送信してブロックしてくれました。
私は、許すことにしました。
藤本さん
藤本さんとは、終わったと思ってました。
長女も、最近はラインしてる姿を見てないようでしたので、安心してました。
でも、携帯をつねに持ち歩く主人に違和感は残ってました。
主人がお風呂に入ってる間に、再度携帯をチェックしました。
アルバムのページに、何故か車の運転席で自撮りしてる主人の画像を発見。
スーツを着てる主人の自撮り画像もありました。
なんで自撮り?
ものすごく違和感がありました。
お風呂から出そうなので、携帯を元に戻しました。
主人が寝てる合間に、バレないようにまた携帯をとってチェックしました。
ラインでは女の影は見えない。
主人の行動を思い出すと、ジモティーをよくひらいてる。
ジモティーを見てみると、メールのボックスがありました。
そこをクリックしたら、ひとみさんという人物とのメールの件数がたくさん。
ひとみさんとは、数ヶ月前からメールしてるようでした。
私の中で衝撃がはしりました。
藤本ひとみです。と自己紹介。
このサイトで出会ったことがわかりました。
しばらくメールが続いて、ラインを教えあってました。
そしたら、私にラインしてることがバレて、再度ジモティーに戻ったことがわかりました。
また、怒りが込み上げてきました。
藤本さんは、既婚者で子持ちでした。
主人より5つ年上で、高校生と中学生の子供がいました。
家は、主人の職場の近くでした。
主人がダイエットすると言ってきてから、お弁当を持っていかなくなった理由もわかりました。
夜に藤本さんがお弁当を作って、外で待ちあわせをして毎日渡してたことも判明しました。
剣道へ行ってくると言って出ていき、剣道が終わって会ってたこともわかりました。
藤本さんは、子供が大きいので夜もでられるようでした。
藤本さんのご主人さんは、出張が多い仕事だとわかりました。
藤本さんのご主人さんが出張の時に、剣道のあと、主人と会ってるようでした。
勤務日を偽って仕事と言って、日曜日に藤本さんと日帰り旅行に行ってたことも判明しました。
主人が平日休みの時に、片道1時間かかる実家の墓参りに行くと言って、藤本さんを助手席に乗せて行ってたこともわかりました。
私が子供を連れて実家に泊まりで帰ってた時、藤本さんを自宅に入れてたことも判明しました。
メールの内容を読んでると、次から次へと驚くことばかりでした。
許せない
涙も止まらず、驚きすぎて、手も震え、心臓もずっとドキドキしぱなし。
主人を叩き起こしました。
ジモティーでの藤本さんとの、メールの内容を全て読んだことを伝えました。
そしたら、藤本さんと縁をきるから許してほしいとのこと。
あまりにも不倫の内容がひどすぎて、私は藤本さんと話がしたいことを伝えました。
主人は、それだけは勘弁してほしいようでした。
私は、藤本さんの電話番号をメモして、ショートメールを送りました。
主人の嫁だと言うことや、藤本さんのご主人さんは、不倫してること知ってるのか確認しました。
電話したいことも伝えました。
電話できることを聞き、電話をかけました。
藤本さんの反撃
藤本さんが電話にでました。
主人より5つも上で40代なのに、想像以上に声が若い。
おっとりした話し方で、女子高生かと思うような若い声。
ジモティーやラインを見たことも伝えました。
藤本さんは謝ってきてくれましたが、
「奥様には悪いことをしたと反省していますが、私はお宅の旦那さんのことが好きです。」
とはっきりと言ってきました。
そのうえ、
「奥様がご主人さんを大切にしないから、私の所へきたんですよ。」
と、開き直り。
「あと奥様。こないだ自宅へあがらせてもらって、キッチンお借りしました。」
と言ってきました。
キッチンまで使われていたことにも、大きなショックをうけました。
「今回はおたくのご主人さんと別れますが、もしまたご主人さんが私の所へ戻ってきたら、私はまた不倫します。」
と、堂々と言ってきました。
私は、藤本さんに質問しました。
「おたくも、ご主人さんや子供さんおられるみたいですが、今回のことはご主人さんは知ってるのですか?」
藤本さんは、すぐに
「いいえ。旦那には話してません。私と旦那はいつでも別れられるので良いんですよ」
と開き直って、さらに言ってきました。
「子供も大きいので、時期を見て離婚する予定です。」
私は、藤本さんにこうお願いしました。
「私と主人の子供はまだ小さいんです。主人も悪いのですが、うちの家庭を壊さないで下さい。」
藤本さんは、こう返事してきました。
「もうこれ以上関わりませんが、おたくの旦那さんがまた私のとこに戻ってきたら、また付き合いますので。それだけです。」
私はいつまでも上から目線の藤本さんが許せませんでした。
お互いの両親との話し合い
今回の不倫のことで、私は両親に話をしました。
両親はとても悲しんでいました。
両親は、主人と話をしたいと言い出し、話し合いをする日をきめました。
義母も呼びました。
子供が学校や幼稚園に行ってる間に話をしました。
母は泣いてました。
私も涙がとまりませんでした。
主人は悪かったと反省の言葉を言ってきました。
義母は、まるで他人かのように、横に座ってるだけ。
そこら辺にいる通行人を連れてきたみたいに思えました。
義母を見て、母はこの人とは付き合いをしたくないと思ったようです。
子供は、父親、母親が必要だから、不倫を二度としないことを誓ってほしい。
私の両親は主人にこのような話をしてくれました。
主人の態度
主人の反省してる感じの態度は、数日で終わりました。
数日経つと、仕事から帰ってきたらため息をする毎日。
私がお願いしたことには、めんどくさそうな返事。
あんなにひどい不倫をしたのに、不倫の自覚がないのかと思いました。
二人目発覚
数ヶ月が経ち、相変わらず主人の行動が何かひっかかる。
夜に買い物にでかける。
朝5時に起きて1階に降りる。
なにか怪しい。
私はまた携帯をチェックしようと決意しました。
お風呂に入ってる間に携帯をチェックしたら、今度はみゆきという名前の人とラインしてました。
ハートマークやらかわいい絵文字がいっぱい。
みゆきさんからのラインの内容は
「駅まで送ってくれてありがとう。めっちゃ楽しかった。抱きしめてくれてありがとう。」
それに対しての主人の返信は
「俺も楽しかったよ。みゆといれて幸せだった。みゆはいつでも頑張りすぎとるから無理したらいけんよ。」
「しんどいときは俺が支えになるからな。愛してる。」
この内容を読んで、私はまたしても怒りがこみあげてきました。
ひとみさんの次は、みゆきさんかよ。
新たに不倫相手つくってるなんて…。
このみゆきさんとはどこで出会ったのか、徹底的に調べてやろうと決意しました。
メールの内容
主人が寝てる間に、携帯をチェックしました。
アプリのダウンロード履歴を見ました。
怪しいアプリをインストールしていないかチェックしていくと、たどりつきました。
なんと人妻と出会えるアプリで出会ってました。
みゆきさんも、ひとみさんと同じで、年上の既婚者子持ちでした。
子供は中学校3年生と大学生でした。
メールの内容は、主人は私の悪口。
しかも大げさで、あること、ないこと書いてました。
私は鬼嫁の設定になってました。
どういうことだよ…。
みゆきさんは、主人を慰めて、褒めまくってました。
みゆきさんも旦那さんの悪口。
みゆきさんは、自分が苦労してることを話してました。
主人は、みゆきさんを慰めてました。
読んでるだけで気持ち悪かったです。
「俺がそばにいたら抱きしめてやりたいわ」
とか、
「こんなに頑張ってるのに、旦那ひどいな。」
とか。
私からしたら、また不倫してるお前が一番ひどいだろ!と、つっこみたくなりました。
お互い、どうせ大げさに言って、ただエッチしたいだけだろ。
お互い、悲劇のヒロインになりきって、調子のいいこと言い合って。
そんなことで喜んでるのが気持ち悪すぎました。
ラインの交換後、そこからはメールの内容がないのでわかりませんが、もうじゅうぶんでした。
ラインにはその日の内容しかなく、過去のやり取りは消されてました。
秘密の電卓
主人の携帯のアプリに、なぜか電卓が2つありました。
アプリを調べてみたら、片方は有料の秘密の電卓というものでした。
定期購入の欄に「秘密の電卓」と書かれていました。
秘密の電卓は、見せかけが電卓ですが、裏ではアルバムの機能があるようでした。
電卓の数字に暗証番号を入れたらアルバムが見れる仕組み。
私はどうしても見たくて、暗証番号を入力しまくりました。
主人の生年月日、主人の通帳の暗証番号、クレジットの暗証番号。
子供の生年月日…どれもあてはまらず。
それなら、不倫相手の誕生日?
サイトのメール履歴をみて、誕生日を確認しました。
みゆきさんの誕生日を入力したら、なんとアルバムにとびました。
私はこのとき、自分が天才だと初めて思えました。
ですが…
そこにあった写真に吐き気がしました。
おそろいのパーカーを着て、スタバの季節限定のコーヒー持って外で撮影。
おそろいの指輪をつけて、手を重ねてる撮影。
チョコレート工房に行って、チョコレートを持って、外の景色と一緒に撮影。
そしてみゆきさんからもらった、プライベート写真がたくさん。
それと裸でのツーショット。
さらに動画もたくさん。
エッチしてる動画も含めて、たくさんでてきました。
家に入れていたこともわかりました。
置いてる物の写りから、ついこないだ撮影したと思われる動画もありました。
みゆきさんも家に入れてたのか…。
しかもエッチしてる動画まで撮ってるし。
気持ち悪すぎて、鳥肌がたちました。
みゆきさん
主人を叩き起こし、秘密の電卓を見せました。
主人の言葉がまた信じられませんでした。
「えっ?なんでわかったん?」
その言葉のみ。
謝るどころか、私が秘密の電卓の暗証番号を解いたことに驚いてました。
私は主人のその態度に余計腹がたって、もう精神が崩壊しそうでした。
子供も起きてしまいました。
それでも自分の中の怒りが収めれず、大きな声を出し続けました。
主人に、みゆきさんと話をさせるように伝えました。
このときも主人はものすごく謝ってきてきました。
私はみゆきさんに電話しました。
みゆきさんは謝ってくれました。
ひとみさんとは違って、ものすごく反省した態度でした。
主人とみゆきさんは、家庭を大事にすると言ってくれて、今回で終わりにすることを伝えてくれました。
終わったはずの不倫
しかし…
終わったと思ってた不倫は、まだ終わってなかったのです。
主人の車にはドライブレコーダーをつけました。
位置情報アプリも登録させて、監視できようにしました。
私はときどきドライブレコーダーを監視するようにしました。
すると、たまにドライブレコーダーが切られてる時がありました。
位置情報アプリも、ドライブレコーダーがきられてる時にオフになってました。
怪しい。
これは何かあると思いました。
ドライブレコーダーを隅々まで見ました。
…見つけました。女の声。
電話の内容が途中まで録音されてました。
会話の内容を聞くと、相手はひとみさんでした。
ひとみさんとは終わってたと思っていましたが、まだ関係があったようでした。
ということは、主人は二股不倫していたということになります。
ひとみさんに電話してもらい、代わってもらいました。
今回は、ひとみさんが仕事の相談で電話してたことがわかりました。
もう二度と連絡とらないと謝ってきましたが、もう何も信用できません。
二股不倫
主人は不倫が悪いことだとまったく思っていない
今まで、謝ってきたのは全部嘘。
家庭を大切にすると言ってたのに。
最悪な裏切りです。
別居生活
もう、この人と暮らすのは無理。
辛い。
何も信用できない。
このときの私の精神状態では、主人といるのは無理でした。
離婚したいと言いました。
両親もかけつけてくれ、話し合いの結果、子供のために離婚はしないことにしました。
私は一緒に暮らすのは無理なので、別居することにしました。
ただ、新しく家を借りるお金もないので、主人は自分の実家に住んでもらうことにしました。
主人の実家からだと、職場まで車で1時間15分ほどかかりますが、反省のためそうしてもらいました。
主人は、泣きながら別居はしたくないと言ってました。
でも私は今の精神状態だと子供にも悪影響なので、別居してもらうことにしました。
お金を入れてくれる人
別居したところで、不倫はまだ続いてるんだろうな、とも思いますが、一緒に暮らさないぶん、気持ちは安定してきました。
もう何も信用できないので、決まったお金を毎月家に入れてくれる人だと思うようにしました。
人は大人になると、性格はなかなか変われない。
主人は絶対反省していない。
そもそも悪いことだと思っていない。
そんな人と一緒に暮らすことは難しいだろうな。
あの男はただのATM。
そう思って生活してます。