不倫体験談ブログ

妹の紹介で知り合ったラーメン屋の彼氏は妻帯者でした【デートは毎回ラブホ】

妹の紹介で知り合ったラーメン屋の彼氏は妻帯者でした【デートは毎回ラブホ】

この記事を書いた人

かおり

現在の年齢:37歳
当時の年齢:22歳

出会い

ショッピングモールの中にあるラーメン屋で、初めて祐樹君(仮名)と出会いました。

祐樹君と話すきっかけとなったのは、私の妹が同じラーメン屋で働いていたからです。

妹から

「祐樹君がお姉ちゃんの連絡先知りたいって言ってたよ」

と言われ、私は舞い上がりました。

素敵だな、とずっと思っていたので、喜びが止まりませんでした。

祐樹君と連絡先を交換し、初デートの日がきました。

初デートは県外

どんな服で行こうかな?メイクは?靴は?カバンは?

ドキドキと楽しみで、早々と家をでました。

でも、合流した祐樹君は、なんだかだるそうでした。

「夜景見に行きたいから六甲山行こうか」

まだ昼間なのに夜景の話?と不思議でしたが、気にしませんでした。

なんと言っても初デートです。

ワクワクが止まりません。

夜景を見に来たのに、なかなか外に出ず車の中にいました。

夜景は中止

沈黙が緊張を増します。

そこで祐樹君が口を開きました。

「ホテル行こうか」

真顔でこちらを見ています。

初デートでホテル?と戸惑う私をよそに、祐樹君は手慣れた様子でホテルへ入って行きます。

ホテルへ

下着何履いてたっけ?泊まるのかな?

そんなことを考えていると、あっというまに服を脱がされていました。

そしてコトが終わると、祐樹君はイビキをかいて寝てしまいました。

余韻を感じたかったのにガッカリです。

休憩で入ったので、時間がきたあと彼を起こしホテルをでました。

そのあと解散です。

私は頭はパニックで、なにがなんだかわからなくなりました。

せっかくの初デートなのに、ただホテルで過ごして終わりだなんて、酷すぎます。

でもそんなことで嫌いにはなりませんでした。

でも…

初デートが終わって数日、彼からは全く連絡がありませんでした。

音信不通

私から送ったメールの返事すらありませんでした。

どれだけ連絡がこなかったでしょう。

連絡がない間、私はただ泣くしかありませんでした。

妹に相談しようかと思いましたが、祐樹君を悪者にしたくない気持ちと「お姉ちゃんが悪い」と責められるような気がして、言えませんでした。

ある日、突然メールがきました。

「会いたいから仕事場の駐車場に来て欲しい」

その時の私は、それまで全く連絡がこなかったことより、今連絡がきたことに喜んでいました。

祐樹君と合流し、私はドキドキが止まりませんでした。

違和感

なぜ連絡がなかったかと私が聞くと

「忙しかったから」

の一点張り。

その答えは想定していましたが、「連絡できなくてごめん」と言ってくれるだけで、私は嬉しかったのに・・・

その後、祐樹君は何事もなかったように連絡をしてくるようになりました。

賭けに出てみた

でも、いざ連絡がきてデートをするかというと、それは違います。

ただホテルへ行き、肌を重ねるだけの関係です。

こんな空しい気持ちのまま、これ以上付き合いたくない。

(私って都合のいい女じゃないよね?)と自分自身を奮い立たせ、賭けにでてみました。

祐樹君はその日もホテルへ行くため呼び出してきました。

合流してすぐ切り出しました。

「話があるんだけどいい?」

車の中の沈黙が息苦しく感じます。

「あのさ・・・」

聞きたいことは沢山あります。

あるけど聞けない。

この関係が終わるような言い方はしたくない。

「あのさ・・・たまにはホテルじゃなくて祐樹君の家なんてどう?」

ドキドキが止まりません。

(だって彼女なら家に呼べるでしょ?)

私のなかではかなり大きい賭けでした。

祐樹君はなんて言ってくるかな…。

胡麻化される

ウザい女だって思われたかな…

「俺さ・・・」

ドキドキドキドキ

「俺、実家住みなんだよね」

???

「兄弟も10人いて、全員まだ結婚せず実家住みやから無理だわ」

今思えば「は?」と言い返したくなるような内容でも、当時の私は疑うという考えはありませんでした。

それからも都合のいい時に呼ばれ、肌を重ねる日々を送ります。

がしかし、ある日決定的なことが起きます。

「最近しっかり寝れないんだよね」

祐樹君のために

祐樹君がポロっと言ったことにビックリしました。

今まで自分の話をしてこなかったからです。

聞いても教えてくれないし、ムスッとするので聞きたい気持ちを抑えていました。

「よし!」

祐樹君と会った次の日、私はロフトまで足を運びました。

目的はアイマスクです。

これがあればきっと眠れる、とウキウキが止まりません。

祐樹君からありがとうの言葉を楽しみに、足取り軽く帰りました。

いつ渡そうかな、と連絡がくることを首を長くして待っていましたが、なかなか連絡はきません。

アイマスクを手に、職場まで持っていくことにしました。

職場に行く

祐樹君の出勤日がいつかは、教えてもらっていませんでした。

勝手に行ったら嫌がるかな・・・

でも私は彼女です!

もっと自信を持ってもいいはず!

職場に行くと、そこには店長しかいませんでした。

ガッカリしましたが、いいことを思いつきました。

店長に頼んで渡してもらおう。

きっとビックリするに違いありません。

「あの、これ祐樹君に渡していただけますか?」

メッセージを書くために店長に紙をもらいました。

店長が不思議そうな目でこちらを見ています。

「祐樹君とはどういう関係?」

と突然聞いてきたのでビックリしました。

ここぞとばかりに「彼女です!」と堂々とこたえました。

そのときの私の顔は満面の笑みだったと思います。

「え?彼女!?これ言っていいかわからないけど・・・」

店長からの暴露

濁されると気になります。

「何か隠しことでもあるんですか?」

と笑いながら聞くと

「祐樹君、妻子持ちなのは知ってるの?」

???

そのあと店長に対して、私はなにか言葉を発したと思いますが、あまり覚えていません。

とにかく動揺を隠すのに必死でした。

気が付けば私は家に帰っていました。

手紙とアイマスクは渡したはずだし問題ない。

手紙にはなんて書いたっけ?

どうしたらいいかわからず、ただ、ボーっとしていました。

きっとアイマスクを受け取ったら連絡がくるから待とう。

しかし、待てど暮らせど連絡は来ません。

連絡はなし

結局、祐樹君から連絡があることはありませんでした。

私の恋はここで終了を迎えます。

もしかしたら店長から注意をされたのかな。

アイマスクが嫌だったかも知れません。

職場まで持って来るなよ、と気持ち悪かったのかも知れません。

そもそも私は彼女ではなかったかも知れません。

祐樹君の都合で呼び出されただけ。

舞い上がっていたのは私だけ。

だって祐樹君は既婚者だから。

現在

夏になると彼のことを思い出します。

エアコンがきいた車の中。

暑い中食べたかき氷。

いつも流していたケツメイシの歌。

沢山の思い出はありません。

濃い思い出もありません。

もっと「会いたい」と言えばよかったな。

気持ちを押し殺しても、何もいいことはありません。

苦くてツライ思い出ですが、なぜか忘れられません。

こんな私をバカにしてくる人がいるのも分かってます。

でも、私のなかではたくさん勉強になった恋だったんです。

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