不倫体験談ブログ

彼氏を束縛し続けた結果、浮気をさせてしまうほど追い込んでしまった

彼氏を束縛し続けた結果、浮気をさせてしまうほど追い込んでしまった

この記事を書いた人

カナ

現在の年齢:25歳
当時の年齢:19歳

はじまり

私は高校を卒業し、将来の夢であった理学療法士を目指すべく医療系の専門学校に入学しました。

最初の3ヶ月は環境になかなか慣れず、高校生に戻りたいとばかり考えていました。

私が理学療法士を目指したきっかけは、中学生の時に交通事故に遭い、全治3ヶ月の大怪我をしたことがきっかけでした。

その時入院した病院の理学療法士さんにとてもお世話になり、私もその道へ進もうと決意をしました。

私の学校は、専門学校では珍しく、4年制の専門学校でした。

しかし、医療系ということもあり必修科目が多く、月曜日から土曜日の朝から晩までびっちり授業でした。

クラスになかなか馴染めないなか、授業がとても忙しく始めはストレスフルな日々が続きました。

そんな私の日課は、授業が終わったあと1時間だけ図書館で勉強することでした。

昔から図書館の雰囲気が好きで、図書館での勉強が1番集中できたからです。

そんな私以外にも、図書館で勉強してる生徒は多くいました。

特に私が気になっていたのは、いつも私の席の斜め前に座る男性でした。

顔が整ってて爽やかな雰囲気で、私は彼に好感を抱いていました。

しかし、特に互いに話しかけることもなく月日は流れ、学校に入学してから半年が経ちました。

相変わらず図書館での勉強は続けています。

そんなある日、斜め前に座る彼のほうから話しかけられたのです。

「君いつもここで勉強してるよね、何年生?」

「図書館での勉強は落ち着くので。いま1年生です。」

「わかるわかる、1年生か、俺は2年生。」

「2年生なんですね、いつも私の斜め前に座ってますよね。」

「その席が落ち着くんだよね、俺、淳平、仲良くしてください。」

「こちらこそよろしくお願いします。」

これが私と淳平の始まりでした。

夜ごはんへ

淳平とは図書館で会うとよく話すようになりました。

淳平と話しているのはとても楽しいものでした。

また、真剣に勉強している姿がとても魅力的で、淳平に惹かれるのに時間はかかりませんでした。

授業の中で理解できなかった内容も、淳平に聞くとすぐ理解できたのです。

とても尊敬できる先輩でもありました。

こんな人が彼氏だったら幸せだろうなと思っていたとき、なんと淳平からご飯の誘いがあったのです。

「今週の日曜日、夜ご飯行かない?」

「ぜひ行きたいです!」

断る理由はなく、即決でOKしました。

私は、とてもウキウキな気持ちで当日を迎えました。

私の住んでいる最寄りの駅まで迎えにきてくれ、お台場に連れて行ってくれました。

軽くご飯を食べるくらいかなと思っていたのに、夜景の見える素敵なレストランに連れて行ってくれました。

男性にこんな素敵なレストランに連れてきてもらったのは初めての経験だったので、感動しました。

いつも図書館では、長時間話したことがありませんでした。

今回の食事を通して、淳平といろいろなことを話すことができました。

波長も合い、たわいもない話で盛り上がることができました。

淳平はとても大人っぽく、1つだけしか離れてないとは思えないほどしっかりしていました。

最初から最後まで大人でスマートな対応をしてくれ、この時にはもうすでに淳平のことを好きになっていました。

告白

ご飯を食べたあと、お台場の海へ連れて行ってくれました。

海が見えるベンチに座り、またいろいろなことを話しました。

話をしている途中で一瞬沈黙が続き、淳平が真剣な顔で私にこう言いました。

「初めて会ったときから好きでした、僕と付き合ってください」

「私も好きです、付き合ってください」

考えることなく、淳平からの告白を承諾しました。

淳平は、ありがとうと言うと、私の唇に軽くキスをしました。

付き合い開始

そこから淳平とのお付き合いが始まりました。

今まで授業の終わりに1人で勉強していたのも、淳平と一緒に勉強するようになりました。

授業でわからないところも淳平に聞くとなんでも教えてくれるので、とても心強かったです。

学校終わりにご飯を食べに行ったり、休日にはデートに行きました。

淳平との日々は、毎日が充実していてとても幸せでした。

しかし、どこまでも大人でスマートな淳平に不安になることもありました。

嫉妬と束縛

淳平のことが好きすぎるあまり、他の人のところへ行ってしまったらどうしようという気持ちが強くなっていきました。

淳平は、誰に対してもフレンドリーで、私の友達に対してもとても優しく接してくれました。

私の友達が淳平と接する度に、かっこいい彼氏で羨ましいと言われるようになりました。

普通だったら喜ぶべきなのに、私は、友達に対しても嫉妬するようになりました。

気づくと私は、淳平を束縛するようになってしまいました。

はじめは、私の友達とは話さないでほしいという束縛から始まりました。

淳平は、優しかったので私の束縛を受け入れてくれました。

私の友達が淳平に話しかけても、軽くあしらうようになりました。

束縛が強くなっていった

私は、優しい淳平に甘え、束縛がどんどんエスカレートしていきました。

学校で女性と話してほしくない、男友達であっても飲み会に行ってほしくない。

女性の連絡先も消してほしい。

はじめは、私の束縛を受け入れてくれた淳平も、だんだんと嫌がるようになりました。

私の束縛が強くなるにつれ、喧嘩も増え、私と淳平の関係はだんだんと不穏になっていきました。

中学の同級会に行きたいという彼氏

束縛や喧嘩はしていたものの、私と淳平のお付き合いは1年間続きました。

私は変わらず淳平のことがずっと大好きでした。

淳平も基本的には、私に対して優しく接してくれました。

淳平は、ひとり暮らしをしていたので、私が淳平の家に転がり込むかたちで一緒に暮らしていました。

私が淳平を束縛し続けていたので、基本的に淳平は友達とはほとんど遊ばない生活でした。

学校とバイトを行き来する生活だったと思います。

その一方で私は、男性が参加する飲み会にも普通に参加していました。

淳平が私を咎めることはありませんでした。

私は淳平の気持ちを考えず、好き勝手にする生活でした。

そんなある日、淳平が初めて私にお願いをしてきました。

「来週の日曜日、中学の時の集まりがあるから行かせてほしい」

私は、即答で行かないでほしいと言いました。

淳平は、なぜ私は好き勝手にしているのに、自分はそれを許されないのかという話をしてきました。

私は、それとこれとは別と言い、この話を無理矢理終わらせてしまいました。

私は、イライラとした雰囲気を醸し出しました。

淳平は、悲しいそうな顔でわかったと言って、この話は終わりました。

淳平はなんでも私の言うことを聞いてくれていたので、私は勘違いしていました。

はじめは、淳平のことが大好きで他の人のところへ行ってほしくないという嫉妬からの束縛でした。

でも気づくと、淳平を束縛し、がんじがらめにしていました。

当時の私は、淳平の気持ちを一切考えず、私の言うことを聞いてればいいというスタンスになってしまいました。

束縛を繰り返しているうちに、淳平は我慢の限界に達してしまったんだと思います。

家に帰ってこなくなった彼氏

淳平の中学の時の集まりがある日、淳平は家に帰ってきませんでした。

私は、壊れたかのように淳平にLINEや電話を繰り返しました。

しかし、淳平との連絡は通じませんでした。

その日、淳平は帰ってくることなく、翌日の午前中に帰ってきました。

私は、淳平に飛び付き、罵倒を繰り返しました。

淳平は、私の言葉を一切無視し、自分の部屋に閉じこもってしまいました。

私は、淳平の部屋で泣きながらひたすら文句を言い続けていました。

数時間経つと、淳平も部屋から出てきて、私にごめんねと一言謝りました。

続けて、淳平は私に衝撃の事実を突き付けたのです。

元カノとの浮気

「昨日元カノの家に泊まった、浮気してしまった、本当にごめんなさい。」

私は、その言葉を聞き、さらに狂ったように泣きました。

なんでそんなことしたんだと、永遠と言い続けていました。

「普通に中学の時の集まりに行かせてくれたらこんなことはしなかった、もう束縛には限界だ、別れよう。」

淳平に別れようと言われた私は、頭の中が真っ白になり気を失ってしまいました。

目が覚めると私はベッドの上にいました。

横を向くと、淳平が頭を抱えるように座っていました。

ここまでくると、好きで一緒にいるのか、互いに依存しているのかわからなくなっていました。

絶対に別れたくなかった私は、淳平の別れようを受け入れませんでした。

浮気の仕返し

淳平は、無理に私を追い出そうとせず、その日以降も普通に暮らし続けていました。

しかし、会話はほとんどなく、キスや身体のコミュニケーションも一切ありませんでした。

私は、淳平に浮気された悔しさとどうにか私に気持ちが戻ってほしいという気持ちでいっぱいでした。

私も浮気をすれば、淳平が嫉妬してくれるかもしれない。

そう考えた私は、積極的に男性がいる集まりに参加するようになりました。

私は、そこで出会った男性と手当たり次第に連絡先を交換しました。

連絡先を交換した男性のなかで、隆という男性がいました。

隆は、私と積極的に連絡を取ってくれ、ご飯にも誘ってくれました。

私は、浮気をし返すチャンスだと思い、隆の誘いを承諾しました。

隆は、オシャレな居酒屋に連れて行ってくれました。

私よりも3歳年上で、雰囲気が淳平に似ているような気がしました。

他の男性とご飯へ行っても、淳平のことが好きだったため、心の底から楽しいとは思えませんでした。

隆と淳平を比べ、このことを淳平が知ったら嫉妬してくれるだろうとばかり考えていました。

ご飯を食べ終わると、解散するかどうするかという話になりました。

私は、自らホテルに誘いました。

隆は、驚いていましたが、私がそう言うならということでホテルへ向かいました。

ホテルに入ると私は、無我夢中で隆を押し倒しました。

隆は、乗り気で私に深いキスをしてきました。

私もそれに応えるべく隆に深いキスをし、私は淳平以外の男性と一線を越えてしまいました。

虚無

私は、なんだか虚しくなり涙が出てしまいました。

その日は、そのホテルに泊まり、隆にバレないように涙を流し、淳平のことを考えながら眠りにつきました。

翌日の朝、隆とは解散しました。

隆は、また会おうねと言ってくれましたが、私は軽くあしらいました。

その足で淳平の家へ帰宅ました。

彼氏に浮気したことを告げた

淳平は、家におらず私は淳平の帰宅を待ちました。

夜になると、淳平は帰宅しました。

淳平は、私の姿を見ても特に何も言わず淡々と自分のやることをこなしていました。

私は淳平に、「私も浮気したよこれでおあいこだね」と言いました。

淳平は、驚いた顔で私の顔を見て、ポロポロと涙を流しました。

私は、思いもよらない淳平の反応に驚いてしまいました。

「もう別れてください、この家からも出て行ってください。」

淳平は、私の浮気に対して怒ることもなく嫉妬することもなく、ただ別れようと言ってきました。

泣きながら別れようと言ってくる淳平を見ていると、私も悲しくなって気づいたらお互いに泣いていました。

ツラかった彼氏

「どうしてよ、私も浮気をし返したら淳平が嫉妬してくれると思ったのに。」

そう言っても淳平からの返事はなく、ただただ別れてほしいとお願いされました。

ああ、もう淳平の気持ちが戻ってくることはないんだと思い、別れを承諾しました。

互いに落ち着いてから、久しぶりに今までのことを話しました。

淳平は、私からの束縛は本当にしんどかったと言っていました。

学校で話してくれる友達もいなくなり、気づいたら1人ぼっちになってしまったと。

それでも私のことが好きだったから、全部我慢していたとも言っていました。

久しぶりに誘われた中学の時の集まりにどうしても行きたかったけど、ダメと言われ、自分の中で何がか切れてしまったとも。

淳平は、あの日以来浮気はしてないし、する気もなかったようです。

私が浮気したと聞いて、私に対する情も全てなくなってしまったと話していました。

まだ精神的にも若かった私は、勝手に淳平に嫉妬し縛り続けていました。

淳平の気持ちを何も考えずに、自分のことだけしか考えなかったことを深く反省しました。

淳平との1年半という月日は、ここで終了しました。

淳平と別れてから図書館で勉強することもなくなり、学校でも会わないように生活していました。

淳平は無事卒業し、私もその翌年無事に卒業することができました。

現在

現在は、社会人になり忙しい日々を送っています。

夢であった理学療法士の資格も取り、病院で働いています。

あれからは、1度も淳平とは会っていません。

私は、その後彼氏を作らず、今でも淳平のことが好きなままです。

淳平も私と同じ理学療法士として働いています。

また、いつかどこかで成長した姿で淳平と会えることを密かに祈っています。

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