不倫体験談ブログ

結婚してすぐに旦那の浮気が発覚したサレ妻です。精神ボロボロになりました

結婚してすぐに旦那の浮気が発覚したサレ妻です。精神ボロボロになりました

この記事を書いた人

ミホ(仮名)

現在の年齢:25歳
当時の年齢:24歳

出会い

私達は元々、警察官でした。

その出会いは、警察学校でした。

厳密に言えば、警察学校の喫煙所。

私はタバコを吸いませんが、喫煙所での同期の会話が楽しく、その輪に入ってリフレッシュすると言った感じでした。

旦那とは、同じ採用年の大卒と高卒という関係で、半同期と言ったところでしょう。

喫煙所でお互い顔見知りになり、そのうちちょくちょく話すようになり、気づけばお互い恋心を抱いたという流れでした。

交際スタート

交際は、私が警察学校を卒業した日からでした。

彼はまだ高卒で卒業するのはさらに4ヶ月後でした。

感染症が流行っていることもあり、警察学校は外への外泊ができず、なかなか会えない日々が続く覚悟で交際がスタートしました。

付き合いたてのころは、初めての現場で四苦八苦する私を電話で励ましてくれました。

と言っても、中々会えない日々

時々、学校が外泊を認めてくれるタイミングがあり、私達はその隙に会うなどしていました。

2ヶ月に一度くらいでしたが、なかなか会えない分とても濃い時間を過ごしました。

私に関しては、現場はかなり辛かったですが、彼の励ましや頑張りで何とか3ヶ月ほど頑張ることが出来ました。

時々会える時の充実感

大卒の私は、現場で3ヶ月勤務したあと、再び警察学校で2ヶ月補習をするカリキュラムでした。

その2ヶ月のうち1ヶ月、彼と在学の期間が被る時がありました。

恋愛にうるさい警察学校でしたので、内緒で会うなどして愛を深めていく日々でした。

いけないことをしているという感覚に酔っていたのか、日々がとてもスリルがあり充実していました。

彼はそのうち、「結婚したい」「ミホ(私)の君の残りの人生ください」などの言葉をかけてきました。

私は彼と結婚するのかな。

そんな幸せで浮わついた気持ちになりました。

彼の言葉に裏表なんてない、当時はそう信じていました。

彼が警察学校を卒業し、私が補習期間を卒業すると、外で心置き無く会えるようになりました。

お互い当直勤務で3交代制だったので、休みが被る日に一緒に出掛けていました。

私はそのうち、仕事で少し病んでしまい、警察官をやめました。

それでも、今まで通り接してくれる彼でした。

彼はまた補習期間で3ヶ月警察学校に行ってしまうため、それまで何回も会ってデートをしました。

再び中々会えない日々

新緑の季節、これから暖かくなって外で遊ぶのが楽しい季節、彼は再び警察学校での生活でした。

補習期間の3ヶ月、感染症が流行っていたこともあり、外に出ることが許されなかったようで、全く会えませんでした。

その間、私は新しい児童福祉施設でのお仕事を頑張り、彼とはとりあえず電話で会話する日々が続きました。

ですがこの期間、喧嘩が増えたこともありました。

警察組織の中に彼の中学の同級生の女の子がいたのですが、テスト勉強のことをその子に電話やラインで聞いていたのです。

最初はあまり気になりませんでしたが、ある日ふと「なぜわざわざ女の子に聞いてるんだろう」という疑問が浮かびました。

その事を思いきって話してみたら、彼は「仲いいからいいじゃん?」みたいな事を言ってきました。

彼の悪気のなさに、私はその日から、彼の女の子事情が気になり始めました。

それでもなんとか、会える日が近づいてくると、お互い楽しみなのか電話の声が明るくなっていきました。

久しぶりに会えたと思ったら...

世間では夏休みが始まるころ、私達もようやく3ヶ月ぶりに会える日がやって来ました。

主要駅のいつもの待ち合わせ場所まで、彼が車でお迎えに来てくれます。

私はワクワクしながら電車に乗りました。

待ち合わせ場所について少し待っていると、彼の車が来ました。

助手席のドアをあけ、彼の顔を見るや否や、私はぎゅっと抱きつきました。

すると、私は何故かわかりませんがその瞬間、彼に違和感を覚えました。

あれ?なんかテンション低い...?温度差がある?

今まで会った時、こんな感じだったっけ...

このときは、この違和感をあまり気にしなかったのですが、実は、のちのち気のせいではない展開になっていったのです。

今までよりも遊べるようになったが...

やっと普通に、予定が合えば遊べるようになりました。

遊ぶと言っても、どちらかの仕事終わりにご飯を食べに行ったりというのがほとんどでしたが。

それでも、数ヶ月は穏やかな日常が続きました。

8月、彼は職場から夏休みをとるよう言われていました。

そのタイミングで、どこかで一泊旅行に行こうという話をしました。

私からその話を出しましたが、彼も快く了承してくれました。

ところがです。

数週間後、彼が夏休み中に実家に長めに帰ると言い出したのです。

私は、彼が約束を忘れてるのか、気が変わったのかわからず、その日の夜電話で聞きました。

すると彼は、「このタイミングじゃないと長く帰れないしさ、仕方ないじゃん」

と言っただけで、予定を勝手に変えたことに対しての謝罪は一言もありませんでした。

私は、『この人は平気で約束を破る人なのかな・・・?』と、この時から彼に少しずつ不安を覚えるようになりました。

すると、彼は突然、

「じゃあ、このタイミングで俺の実家来る?」

と聞いてきました。

何だか謝罪の代わりというか、話をそらしたというか、とにかくしばらく考えました。

「長期帰省って事は、私がご実家行くならどうやっていけばいいの?」

私は彼に聞きました。

すると彼はさも当たり前かのように、

「え、電車で来てもらうことになるね。」

と言ってきました。

私は納得できず、この時は一旦電話を終わりにしました。

普通、彼女を一人で実家に来させようとする?

しかも彼の実家はここから電車で3時間のかなり長旅。

急に実家に帰ること、その変更に関して一切謝罪が無いこと、実家に一人で来させること。

私は彼にとってこれが普通なのか、悪気が無いのかと思うと人間性を疑わざるを得ませんでした。

しかし、彼が好きだったからこそ、納得がいかないものの、向こうの親に悪印象を与えたくないという思いもありました。

なので、ここは少しぐっとこらええ、一人で彼の実家に行くことにしました。

とりあえずのプロポーズ?

彼は実は、夏休みに実家に帰る前からも、ちょくちょく土日休みに実家に帰っていました。

実家に帰って休みたいという気持ちはよくわかるのですが、彼女を放置しすぎだったと思います。

何かと予定を立てて実家に帰っている様子でした。

彼の実家に初めて向かう日。

私は朝まで気乗りしませんでした。

親にもこのことを話すと、「とりあえず行っておいで」と言われました。

まあ、ここで行きたくないとなれば、相手の両親にも印象悪く映ることも避けたかったこともありました。

私は3時間の電車旅だと思って、初めて降りる駅にワクワクするよう考え方をかえました。

彼の実家の最寄り駅に着いたのはお昼過ぎ。

彼が車で迎えに来てくれていました。

私は、駅のロビーで待っていてくれることを少し期待していましたが、彼は遅刻の上に車の中で待ってるという状況でした。

私はこの地点で若干テンションが下がりましたが、彼の顔が見れたと思って何とかメンタルを立て直します。

夕方からバーベキューをしてくれるとのことで、彼の親と妹さんが昼間に買い出しに行っていました。

私たちはその間、彼は時間つぶしに彼の地元を案内してくれました。

そして夕方、彼の実家の庭でバーベキューをしました。

私は緊張であまり食べれませんでしたが、かなりイイ印象を植え付けることができたと思っています。

その日の夜、彼は社員寮に帰る予定だったそうで、一緒に車に乗って帰りました。

帰りの車の中、彼はサービスエリアに車を止め、突然プロポーズをしてきました。

私は真っ先に、最近の彼の態度が頭の中を駆け巡り、正直うれしさよりも戸惑いを感じました。

ですが、彼は至って真剣な様子でした。

その表情から、私はとりあえず彼を信じてみようと思い、オッケーしました。

・・・プロポーズってこんなもんなのかな・・・?

私は何かにひっかかりつつも、彼との結婚が実現したことに少なからず徐々にうれしさがこみ上げてきました。

彼なら変わってくれる。

私は根拠も無く、そう信じることにしました。

疑惑

実家にお邪魔させてもらって以来、何となくまた少し彼と仲良くなった気がしていました。

しかし、相変わらず頻繁に実家に帰っていたり、あまり会ってくれない日々が続きました。

私はいよいよ不安が募り、彼が何をしているか気になるようになりました。

そこで一番に思いついたのが、スマホの中身を覗くことでした。

一ヶ月後に、一泊旅行を再び提案したので、その時が狙い目だと思いました。

この頃から、少しずつ私は精神的におかしくなっていたのだと思います。

頻繁に実家に帰ったり、何かと理由をつけて会う回数が減り、他の女の子の話が出てきたり・・・。

彼はよく元カノの話や、同僚の女の子や幼なじみの話をよくしていました。

そこから、私は彼の浮気を疑うようになっていました。

彼が何かと理由をつけてなかなか会えず、婚姻届すら記入が進みません。

婚約から2ヶ月後、やっと書き終え、役所に提出することができました。

しかし、私のもやもやは消えませんでした。

思い描いていた結婚とはほど遠かったこともありますし、何より彼が相変わらずの態度でした。

そして、私は決めました。

次の旅行で彼が黒だったら、結婚解消しよう。

こんな疑ってばかりの状態で、今後の幸せが期待できるとはとうてい思えませんでした。

彼のスマホの中身

人のスマホの中身を見ること自体、どうかしてる。

そうわかってはいたものの、もう自分の考えを変えることはできませんでした。

旅行当日。

この日、実はつきあい始めて1年の記念日でした。

彼はこの日当直明けだったため、疲れているだろうと思い集合を午後にしました。

といっても、彼の職場は基本的に大きな事案が無ければ残業は無いようでしたので、早めに終わるかなと思っていました。

ところが、その日の連絡は昼前を最後に、連絡が途絶えました。

集合時間になっても、一向に返信がありません。

電話も何度もかけましたが、出ません。

おそらく、目覚ましをセットせず昼寝をしてしまったに違いないと思いました。

集合時間から2時間が経ちました。気分は最悪です。

私は○時になって連絡が無かったら帰る、とラインを送ると、その10分後にやっと返信が来ました。

「ごめん、寝ちゃってた」

私はスマホを投げ捨ててしまいそうになりましたがぐっとこらえ、彼に電話しました。

もちろん涙目になりながら。

今から準備するから待っててほしい、と彼は言ってきました。

私はいろいろ予定を構想していたため、あまりのショックに行く気をほぼ失っていました。

それと同時に、怒りも湧いてきて、スマホを覗く計画に罪悪感を全く感じなくなりました。

結局一泊旅行は行くことになりましたが、空気は最悪でした。

彼が記念日をぞんざいに扱っていたことがわかると、悲しみしか湧いてきませんでした。

もうこの日は、旅行だからと無理矢理元気を奮い立たせるのは無理でした。

夕飯の支度も、食事も、せっかくの旅行なのに、無言です。

その夜、ヤることはヤって(笑)寝る流れになりました。

夜中の三時頃、私はふと目が覚めました。

彼は横で寝ています。

スマホは彼の向こう側の枕元にありました。

私は手を伸ばして彼のスマホを充電器から抜いて、以前なぜか教えてもらったパスコードをダメ元で打ってみました。

すると、すっとロックが解除されました。

このとき一気に緊張が走りました。

まず見るのは、LINE。ひらくと・・・

一番上に、未読マークのついた女の子が2,3人・・・。

というか、トーク欄に私以外にもう一人の女の子がピン留めされていました。

え、え、どういうこと?どういう関係?どういう意味?

私の手は既に震え始めていました。

私と同等の女子がもう一人いるって事なのかな、と思いました。

ピン留めをされていた女の子のトークを見ると、どうやら実家に帰っている間に二人で会っていたような会話がありました。

しかも、彼の方からご飯に誘ったり、電話をせがんだりしていたのです。

(女の子の方は上手く交わしているようなメッセージでしたが)

他にも、私も知り合いの幼なじみとのトークでは、ものの貸し借りや勉強を教えてもらう内容だったり。

トークをもう少し遡ると、

「ミホとは結婚しない気がする」

「シズカが彼女だったら楽しそう笑」

など、彼のシズカさんという女性へのアピールみたいなメッセージがありました。

しかも、このトークは彼と3ヶ月会えなかったときの日付でのメッセージでした。

黒である心の準備はできていたものの、私はショックでその後、彼の横ではとても寝ることはできませんでした。

涙が止らず、思わず寝ている彼の背中を一発殴りました。

ですが、起きない彼。

腹立たしくて、もうこっそり荷物まとめて帰ろうか真剣に悩みました。

結局別の部屋で、大学時代の友人がたまたまその時間起きており、夜が明けるまで電話で相談に乗ってくれました。

結局それからは一睡もできず、のうのうと振る舞う彼を、徹底的にテンション低く接する日中でした。

地獄でした。

気の多いやつとはっきりわかった途端、彼の運転する車に乗るのも最悪でした。

何とか日中は平然を保ち、夜お別れするタイミングで、私は打ち明けました。

「タカ君さ、一途じゃ無いよね」

私はそう言い捨て、彼の車を降りました。

彼はきょとんとした顔でした。

今想像しても腹立たしいです。

当時、まだ同居していなくて正解でした。

あとで、私がなぜあんなことを言ったか、すべて打ち明けました。

そしてLINEのメッセージで喧嘩が始まりました。

彼曰く、スマホを見られたことは気にしてないと言っていましたが、浮気はしてないとの一点張り。

私はショックのあまり、感情的に彼に怒ってしまいました。

その次の日の夜だったでしょうか。

私が仕事から帰る頃、母からLINEが入りました。

「タカ君が、家きたよ?!」

私は「どういうこと?」と思いましたが、すぐ、あの喧嘩の件だなと察しました。

私が家についた頃にはもう彼はいませんでしたが、母と少し話をしていったようでした。

娘さんとこの間こんな出来事があり、嫌な思いをさせてしまったこと。

でも、本当に浮気はしていないこと。

大まかにこんな話をしていったそうです。

そして、お詫びなのか、私がほしいと言っていたカーディガンと、ストールとパズルをプレゼントに置いていきました。

彼は、本当に申し訳ないと思ってくれているんだな。

この時は、そう素直に感じることができました。

その後彼に電話で、私も言い過ぎたと謝罪しました。

この地点で、心の底から彼を許していれば良かったのですが、そうはいきませんでした・・・。

疑いをぬぐいきれない日々

数日経って、私は彼の同期で一番仲の良かったトモエの家にお泊まりに行きました。

その際、旅行であった彼との出来事を話しました。

すると彼女は、

「あー、タカさんけっこうやばい人みたいですよ~。うちら女子はけっこう怖いと思ってます。」

といいました。

私はそれをかなり意外に思いました。

とても人当たりの良い彼だと思っていたのですが、付き合って1年目で、周りからそう思われていたことを初めて知りました。

私はこの時、彼の黒をもっと暴いてやりたいという思いに駆られてしまい、トモエが知っていることを聞いてしまいました。

今思えば、こんなことをしなければ、知らなければと思う事ばかりでした。

警察学校時代、同期の他の女子の頭をぽんぽん撫でたりしてたり、女子と話すときは顔が近いなど・・・。

もう考えただけで吐き気がし、自分の旦那のことだと思いたくありませんでした。

彼女曰く、旦那は人との距離がとても近い人のようで、男警からも一部嫌われていたようです。

「なんか、タカさんって、外面が良いって感じなんですよねえ」

ああ、なんか納得。

今まで『結婚しよう』『愛してる』って言うのに、気づけばほったらかしというか、上辺だけというか・・・。

彼はとても真摯な人だと思っていましたが、外面だけが良い貞操観念の低い男である、と気づいてしまいました。

その後も、私の彼への疑いはぶり返してしまい、会う度に不機嫌になりやすくなりました。

他の女の頭を撫でてたり、他の女にも勘違いさせるような優しい言葉をかけている男だというイメージが定着してしまったのです。

LINEのトークにピン留めしていた女の子は、ブロ削したと彼は言いましたが、私はそれは嘘としか思えませんでした。

時々仕事終わりにお迎えに来てくれることもありましたが、夕飯を一緒に食べるわけでもなく、そのまま帰されることもありました。

また、この日遊びいこうと誘っても、

「その日は明けだから疲れてる」「その日は次の日当直だから早く帰りたい」

など、私と一日遊ぶことをオッケーすることが無くなりました。

それでも、私に『好きだよ』と言ってくるのです。

私は、自分では気づいていなかったのですが、潜在的に彼をもう信用できなくなっていたのでしょう。

トモエから聞いた話を話題に上げると、彼は

「あのさ、何を疑ってるの?誰から聞いたか知らないけど。」

と、上手くかわしてきました。

ああ、この人は恋愛感情がなくても女の子に彼女のように接することができちゃうんだ。

私はそう思いました。

彼の貞操観念があらわになってきている当時、メンタルはぼろぼろでした。

彼がこんなに、彼女がいやがることを正当化する人だとは思いませんでした。

おかしくなっていく私

そしてある日、メンタルがぼろぼろの中、彼が仕事終わりに迎えに来ました。

私はこの日、無性に性行為がしたい気持ちでした。

ですが、彼にそれを打ち明けると、

「明日当直だから」

と言われ、そのまま家に向かう方向になりました。

私は、彼にもうその気が無いこと、予定通りに行かなかったことが相まって、再び感情的になってしまいました。

「こんなんなら、迎え来てなんていわなきゃよかった・・・」

私の本音がつい出てしまいました。

彼が大きなため息をついたのがわかり、私はその発言にすぐ後悔しました。

ある日は、またLINEで感情的に喧嘩をしたとき、

「私と付き合いたいんだったら私が辞めてって言ってることやめてよ!」

「他の女に頭ぽんぽんしてた手で触らないで」

など、他にも彼にかなりきつい言葉をかけてしまうことが増えました。

関係の破綻

秋も終わりのある日、ついにその日を迎えました。

彼に、映画に誘おうとLINEしました。

ところが、最初はいいよと返信があったのですが、何時間か後に

「ごめん、やっぱその日はやめとこう」

とメッセージが来ました。

私は、え?となり、理由を聞こうとしました。

すると、「こんな気分じゃいけないよ」と来ました。

そのあとも、この時の私はメンタルがおかしくなっていたため、怒りに狂い何通もメッセージを送ってしまいました。

「おねがい、いっしょにいこう?」「どうしてもいきたいの。」

そして、しばらく返事が無いと思ったら急に、

「ダメだ、もう限界だ、離婚しよう」

と来ました。

え?

私は血の気がさーっと引くのがわかり、急いで「別れたくない」とすがるメッセージを送りました。

というか、LINEの文章で言われたことにまず納得がいかず、電話をかけました。

すると、すぐに切られました。

というより、誰かと電話しているようでした。

私は出てもらえるよう何度も何度もかけ直しました。

しかし、彼は出てくれません。

大事な話なのに、彼は他の誰かとの電話を優先していました。

そんなやりとりが1時間くらい続きましたが、流石に折れ、一応トーク上では別れを受け入れることにしました。

次の日、私は仕事を休み、納得がいかないこの破局を、どうにか自分の中で区切りをつけようと、

彼にもらったもの一式を、紙袋に入れて、アポなしで彼の寮へと向かうことにしました。

アポなんて取ったら、彼は出てきてくれないと思ったからです。

寮の前にある公園にいる、と連絡すると、彼は出てきてくれました。

久しぶりに、彼の穏やかな顔を見ました。

彼は、私に離婚を告げた経緯を話してくれました。

しかし、それはその場で言ってほしかった、後出し感のあるものばかりでした。

警察学校生活が終わったらすぐに結婚して同居しようと言っていたくせに、

「この寮を出ても、しばらく一人暮らしをするつもりだった」とか、

「実は、くっつかれるの嫌なんだ」

「今は、女の人のことを考えたくないんだ」

「ミホの事を考えると、お腹が痛くなってたんだ」

さらには、

「実は元カノにもスマホを見られたことがあるんだけど、元カノは何も言わないでいてくれた」

と言ってきました。

それさ、今言う?

てか、またお得意の元カノエピソードです。彼は、あくまで自分は被害者だと主張してきます。

この期に及んで相変わらずの元カノとの比較を含め、言いたい放題言われました。

元カノの話をされる彼女の気持ちを考えたことが無いんだ、と、私はこの時はっきりとわかりました。

最後、彼は

「またご飯くらい行こうよ」

「ミホが行きたいって行ってたすぐ近所の店とかさ」

と言ってきました。

どの口が言ってんのよ。

それでも私はこの時まだ彼が好きだったので、その言葉を信じました。

しかしその後、結論から言うと、すべての連絡ツールを絶たれました。

ただ、住所だけわかっていたので、離婚届のみ郵送し、その後はもう彼にすべて任せてしまいました。

もう疲れました。知りません。

そんな気持ちで、私たちの結婚生活(といって良いのかわからない)は幕を閉じました。

その後

彼はいわゆる『メンヘラ製造機』という部類に入るダメ男のようでした。

離婚後、私のメンタルは徐々に回復し、今ではマッチングアプリで出会った、表裏の無い男性とお付き合いしています。

女友達もほとんどいなく、女性経験も少ない、ちょっと変わった誠実な男性です。

離婚した旦那とは正反対の、素敵な人です。

元旦那はというと、インスタでアカウントを見つけましたが、別の女性とお付き合いしているそうでした。

なんだか頭の悪そうな、丸っ鼻のあまりかわいくないチャラそうな女の子でした。

私に最後言った言葉を覚えてるのでしょうか、彼の投稿からすると、私と別れてから2ヶ月後くらいには付き合っていました。

彼って、どんなに好きな人でも平気で裏切ることができる人なんだ、と思いました。

自分が別れの原因を作ったということを、未だにわかっていないようでした。

彼は、「あくまで自分は被害者です」スタンス。

外面も良く、上司や部下から好かれる人物。

彼女がいても、他の女の子にも彼女と同じ振る舞いができちゃう、貞操観念の低い男。

彼がこの先、生き地獄の道を歩まないかと、私は未だに願ってしまうのです。

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