不倫体験談ブログ

社内ダブル不倫の結末は突然やってきました【私の旦那と彼の奥さんが出した答え】

社内ダブル不倫の結末は突然やってきました【私の旦那と彼の奥さんが出した答え】

この記事を書いた人

ミカ

現在の年齢:30歳
当時の年齢:28歳

出会い

彼(不倫相手)と出会ったのは、入社式の日に行われた親睦会でした。

大学を卒業したばかりの私は、会社の人たちとの初めての飲み会に緊張していました。

お酒には強い方なので、とにかく飲んで緊張をほぐそうと思い、先輩たちに勧められるままにお酒を飲みました。

さすがにこれ以上飲んだらまずいかも、と思ったものの、お酒に強いキャラができあがってしまい、いじられる度に飲まなければいけない流れに。

同期の女の子から心配そうに何度か声をかけられているのを見て、やってきてくれたのが彼でした。

私の配属予定の支店は、彼が勤務する支店とは違いましたが、今後仕事で関わる可能性は少ないにも関わらず、会社での面白いエピソードを話し続け、私が飲む流れにならないよう、会話を誘導し続けてくれました。

それから数年経ち、営業職が向いていたようだった私は、順調に成績を伸ばし、28になる歳、全ての始まりだった、本店営業部に異動・主任に昇進したのでした。

仕事と家庭

25歳のときに私は結婚していました。

夫からは、そろそろ子供をつくらないかと言われていました。

ですが、私の会社は知り合いから聞く限りは、働く母親への待遇は手厚いものの、営業の仕事を続けていけるかと言われれば、難しいように思われました。

残業が多く土日も営業しているため、他のスタッフへのシフトの負担を考えると、多くの女性は結婚した段階か、子供ができたタイミングで、土日休みの部署への異動希望を出していました。

大変な仕事ではありますが、やりがいを感じていたし人間関係も良好だったので、夫にはもう少し待ってほしいと言いました。

私だって、子供がほしくないわけではありません。

なのに夫から言われたのは、

「そんなに働きたいなら、今の仕事は辞めて、パートでもいいんじゃないか?」

という言葉でした。

たしかに夫は結婚する前から、自分の両親が共働きで寂しい思いをしたため、専業主婦になってくれとまでは言わないものの、子供のことを大事にしてほしいと言っていました。

そんな夫の思いにちゃんと応えたいと思いながら、私は真剣に将来のことを考えていました。

私はただ単にどこでもいいから働きたいのではなく、今の仕事を続けたいのだということを、夫はわかってくれようとはしませんでした。

そんなときに来たのが、本店に異動して主任にならないか、という話だったのです。

昇進とはじまり

夫には相談せず、私は昇進を受け入れました。

ですが、主任になったことで、今まで顔を合わせる度に優しく声をかけてくれた部長の態度が変わりました。

厳しい要求をされ、みんなの前で怒鳴りはしないものの、毎日のように怒られていました。

見かねて声をかけてくれたのが、入社式の日の彼だったのです。

彼は当時、本店営業部で、私の所属する課の課長をしていました。

年数が経ちすぎて、再会するまでは彼のことを忘れていたくらいでしたが、再会した瞬間、お互いに思い出し、笑いながら、これからよろしくお願いしますと挨拶をしたのでした。

そんなある日、毎日のように叱責される私をかわいそうに思い、奥さんには許可を取ってきたからと、二人で飲みに行かないかと誘われます。

夫の顔が一瞬よぎりましたが、主任になってからさらに帰りが遅くなった私に、夫は毎日、

「そんな会社辞めたほうが良い」

と言い続けていました。

子供のこともあるとは思いますが、純粋に心配してくれているようだったので、辞めたくないと言い返すこともできず、心の中がずっとモヤモヤしていました。

一度くらい、それも仕事の話だし、向こうの奥さんも了承しているのなら…と、飲みに行くことにしました。

夫には正直に言ってもよかったのに、同期の女の子と飲むと嘘をつきました。

今思えば、あわよくばこの彼と関係を持ちたいと、心のどこかで思っていたのかもしれません。

その飲み会で、彼はディズニーが好きで、結婚する前には年間パスポートも持っている程だったことを知ります。

ふつうの人にはわからない感覚かもしれませんが、年間パスポートを持っていたとなると、マニアしか知らないような専門用語も当然のように知っており、お互いの結婚相手にはそういった話が通じないこともあり、会話が信じられないくらい盛り上がりました。

友人たちは結婚・仕事などで会う機会が減り、主な話し相手である夫とはうまくいっておらず、こんなに楽しいと思ったのは久々でした。

彼の奥さんの手前、21:00には解散しましたが、おそらく彼も、話足りないといった様子でした。

かと言って、それからしばらくは、頻繁に飲むようなことはありませんでした。

お昼休憩の時間が被れば話をして、部長に怒られたあとには、デスクにお菓子を置いてくれてあったり、という程度でした。

きっかけ

関係性が変わったのは、ある夏の日でした。

私の課の主な仕事内容は、本店に来店するお客様の対応をしながら、より全店の売上を上げる方法を考えたり、同じプレイヤーとして支店勤務の営業部員たちを育成する方法を考える、というもの。

その分、人員が多く配置され、各支店で欠員が出れば応援勤務もあります。

その日私は、欠員が出た店舗に応援勤務に来ていました。

最後のお客様の面談を終えて事務処理をしていると、面談ブースから、支店のスタッフが何度も謝罪する声が聞こえてきました。

そこで急きょ、主任である私がクレーム対応することに。

結局のところ、クレームの原因は応援勤務でシフトを回していたため、業務の処理が滞っていたことによるものでした。

直帰していいと言われていましたが、対応内容の報告のために本店へ戻らざるを得なくなり、私はどうせ部長に怒られるんだろうなと思いながら本店に戻りました。

ですが、戻った瞬間に目に入ったのは、部長から怒鳴られている課長の姿でした。

事前に電話で報告を入れていたため、なぜここまでの状態にあの支店がなるまで気づかなかったのだと言われていました。

そうならないようにするのが私たちの仕事のわけで、怒られるのは当然なのですが、採用に関しては人事の管轄。

私も課長も、モヤモヤした思いで、今後どうしていくかの計画書を作成、部長に確認してもらったところでようやく開放されました。

急げば終電に間に合ったのですが、私たちは、終電に乗りませんでした。

偶然、二人とも翌日が休みだったため、どちらからともなく、彼は奥さんに、私は夫に、

「終電を逃してしまった、今日は疲れたのでホテルに泊まって始発で帰る」

と伝えました。

夫からは、危ないからタクシーで帰ってくるよう言われましたが、帰ったら絶対また会社を辞めるように言われるだろうなと思ったら、とても帰宅する気分になれませんでした。

朝まで飲むぞ、と二人で意気込んで居酒屋に入ったものの、気づいたらそういう雰囲気になり、初めて体の関係を持ってしまいました。

そこからは、あっという間でした。

残業と言ってはホテルに行き、ついには休みの日に休日出勤だと嘘をつき、二人の好きなテーマパークに行くことになりました。

発覚

マニア同士で行くテーマパークはやはり楽しく、一日があっという間に過ぎ去りました。

翌日、私は、周りからかなりの数の視線を感じました。

不思議に思いながら昼休憩を迎えると、突然、同期に人気のない場所まで連れて行かれました。

そこで私は、昨日、彼と二人でいるところを社内の人間に見られていたことを教えられたのです。

あんな広いテーマパークで、知り合いに会うなんて、考えてもいませんでした。

もちろん悪いことをしている自覚はありましたが、この仕事を辞めなければならないのか、夫に知られたらどうしようと思うと、急に焦りだしました。

「ど、どうしよう……」

ただ、同期いわく、私たちが不倫関係にあることはみんな薄々気づいており、問題が起こらない限りは、会社はこのままにしておく方針だろうということでした。

同期には、不倫していることまでは言っていませんでしたが、夫との状況は伝えていました。

幸せになれることはないと思うけど、不倫をやめろとまでは言えないから、なにか力になれることがあったら相談だけはしてほしいということでした。

同期の存在にありがたさを感じましたが、素直にお礼を言えませんでした。

同期は部長との関係が良好で、ふざけて同期からも部長をいじるような仲でした。

私生活も、長い付き合いの彼氏とそろそろ結婚の話をしており、はたから見れば幸せの絶頂にいました。

そんな同期に、ただの妬みで、言い返してしまったのです。

「(あなたに)私の何がわかるの?」

終わり

それから同期とは会話をしなくなり、社内で徐々に孤立していきました。

後輩が心配して、ふざけて笑わせてくれることもありましたが、私が笑っていると、被害妄想かもしれませんが、

(不倫してるくせに)

と視線を感じる気がしました。

相変わらず部長には怒られ、課長とは残業と称してホテルに行く日々。

これで良いわけがないとわかってはいたのですが、終わりは突然やってきました。

後輩の女の子が来客を知らせる電話に出たのですが、かなり焦った様子で、誰が来たのかも告げずに出ていきました。

変だと思ってはいたのですが、戻ってきたその子は、ポロポロと泣いていました。

みんなで駆け寄ると、課長の奥さんが来たというのです。

忘れ物を届けに来たというのですが、優秀なその子は、何かおかしいと思い、自分が対応して奥さんを帰そうとしてくれたのでした。

実は課長の奥さんは、怪しいとは思いつつも不倫の確信までは得ておらず、カマをかけに来ただけだったのですが、その子は奥さんの追求に耐えられず、ボロをだしてしまったとのことでした。

目が覚めたような気がしました。

その子は、私が本店勤務になってから、初めて入社してきた新人さんでした。

私も特別な思いで研修し、彼女も私のことを慕ってくれているようでした。

そんな彼女を泣かせてしまったことで、私は、自分の自己中心的な行いを、急に恥ずかしく思いました。

課長と二人で何も言わずに応接室に向かうと、私と同じ年齢くらいの女性がいました。

奥さんは私を見て、

「私と同い年くらいじゃん」

と呟いたのをよく覚えています。

きっと、もっと若い女の子に入れ込んでいると思いたかったのでしょう。

自分と同じ年齢くらいの女性と不倫していたなんて、救いがなさすぎます。

「私、絶対離婚しないから。一生私と娘の顔を見て後悔し続けろ」

そう言って、彼の奥さんは出ていきました。

私と課長は、今までありがとうとだけお互いに言って、部長に謝罪に向かいました。

部長は、その日は怒ることも、ため息をつくこともありませんでした。

私も課長も、「明日は自宅待機だ」とだけ言われ、翌々日に出勤したときには、課長の座っていたデスクからは何もなくなっていました。

それきり、課長とは会うことも、連絡を取ることもしていません。

何があったのか聞けないまま、その日もいつも通り部長に怒られて仕事を終えました。

帰ろうとしていたところ、久しぶりに同期に話しかけられました。

同期にあの日のことを謝り、夫とは話し合って離婚することになったことを伝えました。

同期は、言いづらそうにしながらも、課長は支店にひとまず異動して、引き継ぎ等が終わり次第、系列の会社に出向させられることになったと教えられました。

また、課長は離婚せず、奥さんは私に関わりたくないから慰謝料の請求もしないということでした。

そして、部長がなぜ私に厳しく接したのか、本当にわからないのか?と言われました。

家庭の問題がある意味落ち着いたからなのか、突然、冷静になりました。

部長は厳しかったですが、理不尽なことは言いませんでした。

私が残業しているときは、必ず私が帰るまで残っていました。

深く考えていなかったのですが、きっと、私が仕事を終えるのを待っていてくれたのでしょう。

同期は、部長が、

「課長が異動したのだから、私まで異動させる必要はない」

と人事に言ってくれたことも教えてくれました。

私は、部長も同期も後輩も裏切って、あんなに好きだった仕事をないがしろにしました。

なのに、職場では守られ、夫からも、課長の奥さんからも、慰謝料の請求もなし。

何の社会的制裁も受けないまま、私の不倫は終わりました。

何の罰も受けないということがこんなにつらいことだとは、知りませんでした。

その後

夫と離婚したあと、仕事を辞めることも考えましたが、結局仕事を続けています。

私のためにあそこまでしてくれた部長や、後輩、同期にせめて恩返しするまでは辞められない、という気持ちからでした。

たまに、陰であの騒動の話をされてはいるようでしたが、何もなかったようにされるよりかは、反対に罰を受けているようで気が楽になります。

きっと、このまま再婚はせず、仕事に生きていくんだろうなと思っています。

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